コント山本くんと武田くん① 山河黎明編~大河ドラマ『風林火山』より
武田 「武田でーす」
山本 「山本でござる」
武田 「これから一年大河ドラマ『風林火山』について好き勝手しゃべりますんで、どうぞよろしく」
山本 「またやるんですか・・・ 今年こそ途中で挫折しそうな気がしてなりませんな」
武田 「二回目からさっそく見逃したしな・・・」
山本 「再放送があるからだいじょぶだいじょぶ、と思っていると『ああっ!』という(笑) 各々方もゆめゆめ油断めされるな」
武田 「じゃあとりあえず作品の舞台背景から説明してもらおうか」
山本 「えー? こんなのいまどき小学生だって知ってますよ」
武田 「わしの命が聞けぬと申すのか! カンスケ!」
山本 「はいはい(渋々)。えー時は西暦1535年。世は戦国時代まっさかり。東日本で名を馳せますは、相模の北条・甲斐の武田・駿河の今川の三家。それぞれ飽きもせず小競り合いに明け暮れております。物語はその内の甲斐・山梨に、隻眼の放浪軍師、山本勘助がぶらり現れたところから始まります。ペペンペン」
武田 「また戦国時代か・・・ 去年もそうだったよな」
山本 「やっぱり一番視聴率が取れるのはこの辺ですから。国営放送もここんところマメに不祥事やらかしてますし、お客さん離れを防ぐための方策かと」
武田 「年末も派手にやらかしてたしな(笑)。でもその割には教育上よろしくないシーンのオンパレードだよな。大また開きとか、首チョンパとか。抗議電話山ほど来たんじゃないの?」
山本 「しかしこれが本当の戦国時代なのです! 教科書では教えてくれないのです! きらめく刃! 吹き出る血! グシシ」
武田 「よだれふけよ(あぶねーヤツだな・・・・)。ほんで舞台は山梨県と。カンスケ、そちは山梨というと何を思い出す?」
山本 「はっ。“やまなし”といえば・・・・ 『クラムボンはぷかぷか笑ったよ』とか」
武田 「・・・・ そちはなかなか渋いボケをかますの」
山本 「はっ! 恐れながら今回の原作は井上靖大先生でありますから! 当コーナーも格調高く!」
武田 「えーと『ドン松五郎の生活』とか書いてた人だっけ? 三谷○喜と並んで筆が遅いとか」
山本 「? 恐れながら殿、どなたかと間違えておいででは?」
武田 「まあどうでもいいよ。それよりなあ、わしは前から思うておったんじゃ。どうしてここは山ばっかりなのに“山ナシ”県というんじゃろうのう。おかしいと思わんか? カンスケ」
山本 「・・・・恐れながら殿、海(カイ)はなくても甲斐の国、というが如しでございます」
武田 「うまいぞ! カンスケ! さすが我が軍師じゃ! 誉めてつかわす!」
山本 「ははっ ありがたき幸せ! (こんなんでいいのだろうか・・・)」
Comments
今年は観ることにしました。
戦国ものは普段観ないのですが、今回はちょっと展開がハードで今までと違う感じがします。男のドラマって感じですかね。楽しみです!
ところでクラムボンは「かぷかぷ」笑ったんじゃなかったでしたっけ?
Posted by: かに | January 30, 2007 10:32 PM
おいでませ
今回は確かに硬派というかワイルドです
あとカンスケくんのあまりにかわいそうな生い立ちは『世界名作劇場』みたいでした ネロやレミは人の首を掻っ切ったりしないでしょうけど
>ところでクラムボンは「かぷかぷ」笑ったんじゃなかったでしたっけ?
http://www.aozora.gr.jp/cards/000081/files/472.html
そうでした。自分への戒めとしてこのまま残しておきます・・・
それにしてもこの童話もシュールというか、わけわかりませんね
Posted by: SGA屋伍一 | February 01, 2007 01:02 AM