SGA屋物語紹介所

エントリーとの絡み0%で恐縮です。
日記ブログの方で教えていただいた本２冊を読みましたので感想など。

●高橋敬一「昆虫にとってコンビニとは何か？」
　昆虫と人間の関係についてのエッセイ。
　著者の主張には共感するところが多いです。というよか、自分の日頃の存念を、自分よりずっと高いレベルで書いてくれたって感じです。
　著者は害虫防除の研究者ですが、微小昆虫採集の達人（某図鑑のコラムによれば「史上最強のカメムシ採集人」）として、知る人ぞ知るすごいお人です。
　虫に関心がある人にはもちろんお勧めですが、虫に縁の薄い人にこそぜひ読んでいただきたい本です。じっさい広い層に読まれているようで同慶の至りです。インパクトのある題名と、著者の人柄がうかがえるやさしい文章のたまものでしょう。

●エイミー・Ｂ・グリーンフィールド「完璧な赤」
　高橋さんの本はもともと読むつもりでしたが、こちらはノーチェックでした。SGA様にお礼を申し上げます。傑作。
　昆虫・メキシコ・博物誌、自分の関心領域をバシバシ狙い撃ちしてくるノンフィクションです。
　昆虫を原料とするメキシコ原産の赤色染料コチニールに、これほど波乱万丈の物語があったとは！こういう雑学知識には人一倍詳しいつもりでしたが、この本の内容は知らないことばかりで驚かされっぱなしでした。
　そしてコチニールに関わって次々登場する異能異才の人々（化学者、皇帝、商人、スパイ、発明家、海賊、錬金術師etc....）のなんと多彩なこと。
　ここ数ヶ月に読んだ本でいちばん面白かったかもしれません。

Posted by: 秦太 | January 30, 2007 12:53 AM

いらっしゃいませ～

実はこの二冊、紹介しといてあんまり買う気なかったんです（＾＾；）　自分あんまりノンフィクション読まないので。しかし＞ここ数ヶ月に読んだ本でいちばん面白かったかもしれません　・・・そんなにハイレベルな書籍だったとは・・・　こりゃ読んでおかないといかんかな。やっぱし

＞「昆虫にとってコンビニとは何か？」
秦太さまも「インパクトのある題名」とおっしゃってますが、いいセンスしてますよね。興味のないひとでも、ふっと立ち止まらせるような吸引力があります

＞コチニール
ぶっちゃけ世界はムシが動かしてるんですよ。たぶん

Posted by: SGA屋伍一 | January 30, 2007 09:22 AM

う～ん、分かるなあ。私も、実は初恋の人がさあ・・・
なんて、思わずタメ口きいて、話したくなる魅力がありますね、ンフ♪
突然ですがこの『適当掲示板』、マネしていいですか？＾＾
ただでさえカテゴリの多い私なんですが、掲示板とは銘打ってなかったんですよね。それに、初恋とかって、誰に言うでもなく、ブログに書きたい！
うんうん、その気持ち分かります★

＞ぶっちゃけ世界はムシが動かしてるんですよ。たぶん
時々SGA屋さんの一言にパワーを感じるのは、なぜ？？

Posted by: とらねこ | May 31, 2007 12:47 AM

＞とらねこさま

ははは・・・・　恥ずかしい記事が見つかってしまいましたね
せっかく忘れていた古傷がまたじくじくと痛み出しました（＾＾；）

ともあれ、長いこと放置されてたネタにフォローいれてくださり、まことにありがとうございます

こんなしょうもないアイデアでよければどうぞ使ってやってください

「♪好きだよと　言えずに　はつーこいはー」（BY　村下孝三）

＞時々SGA屋さんの一言にパワーを感じるのは、なぜ？？

うーん。なぜしょう。ストレスをブログにぶつけてるからでしょうか（笑）

Posted by: SGA屋伍一 | May 31, 2007 07:42 AM