適当掲示板35&ペルシャ文明展報告
毎度どうもっす。当ブログへのご意見その他受け付けております
先日すこし時間があいたので、新幹線に飛び乗って上野の東京都美術館で開催されている「ペルシャ文明展」に行ってまいりました。お年寄りサ-ビスデーとかちあってしまったので「混んでるかな?」と思いましたが、そこそこ空いておりました。ペルシャ文明ってエジプトの「ミイラ」、ナスカの「地上絵」みたいな、「これ!」っていう必殺技?がないですからねえ。強いて言うなら・・・絨緞か? まあとりあえず順を追って説明いたします
まずは土器のステージから。一番初めに置かれてるブツは物自体は地味なんですけど、今から約7千年前に作られたと知ると、さすがに畏まらずにはいられません。他に左の図にあるようなデフォルメの利いたヤギのモチーフがよく見られました。ヤギに見えないという方も、気合いを入れて見ればヤギに見えてくるはずです。他に同スタイルの雄羊、牛も幾つかありました。あの角の緩いカーブに古代の人は萌えたのでしょうか

さらに進むと今度は青銅器のステージに進みます。こちらでは武器、王侯の装飾品、貨幣などが目立ち、「国家」「政府」と関わりのある展示品が多くなっていきます。
貨幣そのほかには、これまた左の図にあるようなヒゲモジャのおっさんのレリーフがよく刻まれていました。
そして金銀財宝の集められたステージへとつながります。中東諸国を統一したアケメネス王朝が、権力にものをいわせ作らせた金細工が多数展示されていました。こんなに一箇所にゴールドが集められているのを見たのは久しぶり、というか初めてかもしれません。マジでルパンかキャッツアイに警戒したほうがいいと思います。
目玉は画像(しょぼい食玩ですが)の「黄金のリュトン(杯)」。こいつで冷えた生ビールとか飲んだら、一体どんな味がするのでしょうか。
さらにその先には西暦5世紀ごろ栄えた「ササン朝」のブツも並んでいました。『アルスラーン戦記』の舞台のモデルとなったとこですね。シルクロードによってつながれた日本との関係についても説明がありました。
さて、会場の出口付近ではイランの民芸品などが売られていて、ちょっと面食らうのですが、そこでようやく思い出しました。「そうか、ペルシャって今のイランなんだよね」 その中に絵画としかいいようがないような見事な絨緞も売られていて、こちらも目の保養となりました。
会期は10月1日まで。あと十日もないので興味を持たれた方はお早めにどうぞ。
今回は写真撮影禁止のため、かなりしょぼい報告となりました。それで上と関係ないですけど先日の花火大会の画像を貼ってお別れします。♪どーんどーんどーん どどんがどーん






Comments
>ヤギ
あヤギですね。
新選組がいたところ、それは八木さん。
>王
こういうヒゲもじゃの人なにかキモイくないですかw
そういえばカムイの剣、どうでしたか?
面白くなかったですか?別にいいです。
それならイジケ虫が一匹生まれるだけです。
いじいじ。
Posted by: 犬塚志乃 | September 23, 2006 12:07 AM
>こういうヒゲもじゃの人なにかキモイくないですかw
たしかにこういう大仏の頭のようなヒゲは、人によってはキモく見えるかもしれません わたしも昔はそうでしたが、いまはそれなりに味があるように思えます
あとわたしの描き方のせいでちょっとキモくなってしまったかも。実物はもっとすっきりしています
>カムイの剣、どうでしたか?
すいません。まだ見てません。現在、放映中のアニメを追いかけるのにいっぱいいっぱいでして
Posted by: SGA屋伍一 | September 23, 2006 07:57 AM
ああまだ見ていなかったんですか。なら安心ですかなw
>SGAさまの正義論争
時々言われていますが「何故ヒーローがいなくなったか?」
について私なりの答えは正義を提示できる人がいなくなった、
居ても、なんだかなぁ、な人が多いです。
梅図かずおを例にするとわかりやすいかもしれませんが
例
「正義仮面がやってくるわ」
「きゃー叔父さんは悪い事をしたから正義仮面にやられたんだわ」
と暗喩だか教訓を込めたいのかもしれませんが読書はやや(笑)
おいてきぼりです。
言いたい事はわかりますがなんだかなぁ、と。
その後釜にいるのが山崎トオルかもしれません。
「私は梅図かずお先生のマンガから人としてはいけない事や
正しい事を学んだの」
マジです。
マジなのは良いんですが山崎トオルさんも
意味不明なマンガを描きます。
強盗がやってきてパパが娘とママを命を助けるため強盗と
約束をして首を切って死にます。でも強盗は約束を破りますが
パパは幽霊になって強盗を呪い殺します。
最後ママと娘が「ありがとうパパ」きらーんで終わります。
はい言いたいことはわかりますがなんだかなぁ、な感じが
しませんでしょうか?
後は「けんぺいクン」もそうでしょうか?放埓な若者たちに
天誅を加えていきますが、作者自身がうげぇ、と思える性癖の
持主なのでいくら正しいことを言ったって「あんた自身がダメじゃん」
としかなりません。
正義のヒーローを描いても説得力がなくなったのも
ヒーローがいなくなった理由かもしれません。
Posted by: 犬塚志乃 | September 27, 2006 02:00 PM
>「何故ヒーローがいなくなったか?」
というか、「なぜヒーローマンガがなくなってしまったのか?」ですね
宗教観の違いや、「正義をマジメに語るのが照れくさい」国民性、マンガを読む年齢層が上がった、など他にも色々考えられます
>梅図かずお
それほど読んでないんですが、彼は「正義」「理想」よりも「欲望」「本音」の方に興味があるのだと思います。そういえば『ウルトラマン』のコミカライズを書いておられました。山崎トオル氏に関してはまったくわかりません
Posted by: SGA屋伍一 | September 27, 2006 10:20 PM