第1回北極アカデミー賞 ティエリー・ラゴペールほか 『ホワイトプラネット』
「北極アカデミー賞とは」
現在公開中の、北極の自然をテーマとしたドキュメンタリー映画『ホワイトプラネット』
そこに登場するさまざまな動物たちを勝手に表彰してしまおうという、きわめて意味のない企画である
一応「第一回」とつけられているが、第二回がある確立は極めて低い
★努力賞 カリブー
このみょうちくりんな角を持ったトナカイは、毎年数千キロにも及ぶ旅をする。この時期に生まれた赤ん坊は、この世に出でたその日からひっこしが始まってしまう。引越し魔の家族を持つと、子供は苦労するのだ
☆アクション賞 ジャコウウシ
このウシは縄張り争いの際、ガチンコの頭突きで勝負する。そのがっつんがっつんぶつかりあう様は、痛い痛しくも爽快。パキケファロサウルスもこんな感じだったのであろうか
★献身賞 あるホッキョククジラさん
群れを抜け道へと導くため、狭い氷の隙間を縫うように航行する一頭のホッキョククジラ。クジラにはバック機能がついていないため、袋小路に入り込んだらそこで死ぬのを待つしかないそうだ。大きいことはいいことなのか否か
☆ユーモア賞 ズキンアザラシ
顔が面白い。ただそれだけ
★インパクト賞 ウミガラス
名前も見かけもぱっとしないこの鳥は、なんと100メートルの深さまで急速潜航できるという、驚異の特技を持っている。まさに究極の水空両用生物
☆特別出演賞 イッカク
イッカクが動いている映像って、ほとんど見たことないので。槍にも似た長い犬歯を振り回しつつ、密集して泳いでいるところは非常に危なっかしい
★ムツゴロウ賞 セイウチ
じつは畑正則氏がこの映画でもっとも感動したのが、セイウチの授乳シーンだそうだ。彼はほとんどの動物の乳を飲んだことがあるそうだが、セイウチのそれは「どろっ」としたほとんどアブラみたいな代物らしい
準優勝 アザラシの子供
なんというか、ねらい済ましたような、「計算どおり!」みたいな可愛さである。それでもその実力(?)は認めざるをえない
大賞 ホッキョクグマ
こちらは問答無用の可愛らしさ。ほとんどぬいぐるみである。特に冒頭に出てくる「シロクマ三段がさね」のプリチーさは殺人的ですらある。ただ二位のアザラシとは食う・食われるの関係にある。自然はきびしい
総評 昨年の『皇帝ペンギン』のヒットを見て「南極のつぎは北極!」という勢いでつくられた・・・のかどうかは知らない。『皇帝』とくらべると出演者は非常に多様だが、その分「ひとつの物語」として追っていくのはむずかしい
だが動物好きならば、冒頭15分のホッキョクグマとアザラシだけでも見る価値がある。そして納涼にはぜひもってこいの一本
公式サイトはこちら
http://www.whiteplanet.jp/
Comments
まいどです。
>一応「第一回」とつけられているが、第二回がある確立は極めて低い
もはや間に合わんが↓のこいつもヨロシク(何が
特別参加と言う事で(コラ
http://www.551horai.co.jp/news.html#gogo
因みにイラスト版の奴もいてこっちは「いっちゃん」
と言う名前があります。関西の電車の広告ではおなじみです。
>準優勝 アザラシの子供
某4コママンガの某書いてもOKですよ(えー
大丈夫だ。SGAっちなら引っかからない(何が
>じつは畑正則氏
あきる野に引っ越してからフジテレビも
取り上げなくなったのが気になるなあ・・・・。
>『皇帝ペンギン』
『南極物語』は主役を改名した時点で失格!(えー
というのはともかく、こういった映画すら見てませんが
大河の前の「ダーウィンが来た」とかは結構好きです。
ではでは。
Posted by: まさとし | July 17, 2006 10:25 PM
どうもっす
>こいつもヨロシク
すいません。時期をずらしてしまったようでよくわかんなかったんですけど、アイスキャンデー+シロクマ関係のニュースだったんでしょうか
>某4コママンガの某
なかなかアイスを食べさせてもらえなかったり「キュー」と鳴いたりするあいつですね
つーかカットにしっかり名前書いちゃったし・・・
>畑正則氏
そいつはびっくりだ・・・ 動物王国とかどうなってるんでしょう
>『南極物語』
あー。去年ありましたね。外国版リメイクのやつ。みな一様に動物の演技だけをほめてました。オリジナルは子供のころ見に行きました
>ダーウィンが来た!
たまに見ます。ダイオウイカの回は「幻のUMAをおっかける」みたいな感じで面白かったですね
お仕事がんばってつかあさい~
Posted by: SGA屋伍一 | July 19, 2006 08:30 AM