« 平成ライダー座談会 | Main | 平成ライダーの六年間を振り返る 龍騎編⑥ »

June 25, 2006

紫のヅラのひと カート・ウィマー 『ウルトラ・ヴァイオレット』

20060624144027『リベリオン』でアクション映画に新風を巻き起こしたカート・ウィマー監督の最新作。日本では昨日公開されたばかり。すぐに終りそうなんで速攻で見に行きました(笑)
ではあらすじを。

近未来、兵器の開発から偶然発生したウィルスにより、人間は二種類に分かれることになった。感染により短命と引き換えに超人となった「ファージ」と、従来のホモ・サピエンスと。旧人類は感染の拡大を恐れ、ファージを徹底的に迫害する。新人類たちもそれに対抗するため、レジスタンスを組織。地下活動を続けていた。
レジスタンスに所属する超すご腕の女戦士「ヴァイオレット」は、敵側が開発したファージ殲滅の切り札ともいえる新兵器を奪取することに成功。しかしその新兵器の正体とはなんと・・・ というストーリー。

えーこの作品、先日公開された『イーオン・フラックス』とどう違うのでしょう?
答え:大体おんなじです。
ま、ハリウッドでは似たような企画が、たまたま同時期にかち合ってしまうということはよくあること。違うところをなんとか探してみましょう。タイトル・スタッフ・キャスト・・・は当たり前か。あとはヒロインのヘアスタイルとか。そうそう、今回のヒロインは「守るために戦う」。これが『イーオン』と区別できるポイントですね。イーオンさんはたしか復讐と自分の記憶を取り戻すために戦っていたっけな。
で、子供を守るために戦うのはいいんですけど、敵側の兵士は容赦なく皆殺し。少なくみつもっても、ざっと1000人くらいは殺してます。いやー、母性って、ほんッとうに恐ろしいものですね(晴郎調)。アクション映画にはどうも、「子供を守るためならどんな蛮行をやってもOK」というルールがあるようです。でもあまりにやりすぎるのもねえ。あとミラ姉さん、『バイオハザード』の時はあの髪形の成果ボーイッシュでなかなかチャーミングだったんですけど、今回のロングヘアVerはなんでかオカマみたいに見えて仕方ありませんでした。・・・なんでだろう。

他にもあまりにつっこみ所が多く、かなり寛容な心で望むか、あるいはアクションだけに意識を集中するかしないと楽しめないと思います。しかしそのアクションもどうも舞踊的というか、緊張感に欠けるというか。自分は『リベリオン』未見なんですけど、前作にしびれたファンは今回どう思うか知りたいところであります。
強いて印象に残ったアクションをあげるとするなら、重力制御装置を使ったチェイスシーンでしょうか。ビルの壁面をバイクがガラスを撒き散らかして走る映像は、平衡感覚をぐらぐらさせてくれてなかなかインパクトがありました。
あとこの作品で印象深かったのは頻繁に出てくる「血」の描写。これは血しぶきがドバドバ飛び散るということではありません(そういう描写はむしろ抑え目)。この世界では血がいろんなことに使われます。IDの証明や、治療薬、はたまたウィルス兵器など。血ってすごいですね。なんでもできちゃいます。

「なるたけいいところを見つける」というのが当ブログの趣旨ですが、今回はちょっとむずかしかったです(笑)。あんまり期待しないで行くと、意外に楽しめる・・・かもしれません。一応フォローということで。
2006062519174320060625191808

|

« 平成ライダー座談会 | Main | 平成ライダーの六年間を振り返る 龍騎編⑥ »

Comments

 怖いのは母性ちゃいますがな。
1000人あやめることですがな。
>「子供を守るためならどんな蛮行をやってもOK」
 なにかこういう正論はややひっかかります。
敵さんから来る方が多いような気も。
 一番怖いのは「銃」×「型」(ガンカタ)でしょうか?
 「テーマもいいけど君の映画のお客さんガンカタ目当てで来るでしょ
?だからドカーンとやって」と会社に言われたのかもしれません。
 若さって怖いですね(?)
 でも女の人に殺しはさせたくないのが本音です。
 もしかしたらミラ・ジョボビッチさんはゾンビを直す薬を探して
ここにきたのかもしれません。
 またはイーオン・フラックスに対抗するためとか。
ブルース・ウィリスに頼ってはダメとか。
 お約束で女戦士が戦っているうちに相手の女戦士と組み合ってる
うちに何故か(笑)気持ちよくなってキスしてしまうとか、乳クリあう
とか、そういう展開にでもなれば問題ない(?)のではないでしょうか?
(注お約束とは世間のではなく犬塚の妄想な中でであるw)

>血ってすごいですね
 へ?こういうSFちっくな設定興味あるです。

 アメリカの映画が似るのはみんな聖書をよく読むからでしょうか?
楽園はああたらこうたらとか。
 
 SGA様、最近絵づいていますね。
ヘルボーイはそっくりでした。陰影がそっくりw
 次はシン・シティでしょうか?
 名付け親になっても良いでしょうか?
左のパンダがかなづちの助
右のネコが権六
どうです、良い名前、じゃないですね。

リベリオン木曜で放送しますね。あクリスチャン・ベール
バットマンだ。

Posted by: 犬塚志乃 | June 27, 2006 at 11:17 PM

>敵さんから来る方が多いような気も。

まあ正当防衛といってしまえばそれまでなんですが。殺られるためだけにいるような兵士さんたちが、ちょっと気の毒だったので

>一番怖いのは「銃」×「型」(ガンカタ)でしょうか?

今回は「ガンXカタナ」でした。こちらの監督さんはあんまりテーマとか考えてない気がします。あるいはわたしに見抜く力がないのか。
『リベリオン』情報ありがとうございます。チェックしときます

>でも女の人に殺しはさせたくないのが本音です。

フェミニストですね。しかし最近「女戦士もの」って多いですね。なんでだろ。二つとも見逃した『アンダーワールド』もそうだし

>SGA様、最近絵づいていますね。

ナスカくんが誉められたのでちょっと調子にのってます。名前考えていただいてありがとうございます。候補にいれさせていただきます

Posted by: SGA屋伍一 | June 28, 2006 at 07:47 AM

こんばんは!
TB&コメントありがとうございますぅ~

これはミラ様バンザ~イっていう映画なので、ストーリーは薄っぺらでしたね~
ただただ美しいミラを堪能したのですが・・・SGA屋伍一さんには不評だったようで・・・オカマみたいでしたか?
オカマのミラちゃんももうすぐママですね~
先日来日した時に別人のように太っていてビックリしました。
痩せるの大変そうだなぁ~

Posted by: 由香 | September 06, 2007 at 12:11 AM

>由香さま

返信ありがとうございます。この映画、腹が立ったってほどでもないんですけど、なかなか誉めるところが見当たらず、しょぼ~んとしたレビューになってしまいました。もう一つ、「この映画は、ここがすごいんだよ!」というものが欲しかったところです

>もうすぐママですね~

そうだったんだ・・・ リュック・べッソンと別れたところまでは知ってましたが

>先日来日した時に別人のように太っていてビックリしました。

そうだったんだ(笑) でももう『バイオハザード3』も撮り終わってるようだし、ゆっくり太らせて・・・じゃなくて、休ませてあげたいですね。

Posted by: SGA屋伍一 | September 06, 2007 at 08:03 AM

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/70832/10674804

Listed below are links to weblogs that reference 紫のヅラのひと カート・ウィマー 『ウルトラ・ヴァイオレット』:

» ウルトラヴァイオレット [★YUKAの気ままな有閑日記★]
レンタルで鑑賞―【story】人間の政府によるファージ(新種のウイルスに感染した超人間)抹殺運動激化に伴い、ファージの地下組織最強の女戦士ヴァイオレット(ミラ・ジョヴォヴィッチ)は、政府が開発した最終兵器を奪うべく政府のビルに乗り込む。しかし、その最終兵器とは9才の人間の少年(キャメロン・ブライト)だった―    監督 : カート・ウィマー  『リベリオン』【comment】話はちっともわけ分からなかったけど、ミラ・ジョヴォヴィッチはカッコ良かった〜これは深く考えずに劇画的に美しいミラを... [Read More]

Tracked on September 06, 2007 at 12:04 AM

» ウルトラヴァイオレット [★★むらの映画鑑賞メモ★★]
作品情報 タイトル:ウルトラヴァイオレット 制作:2006年・アメリカ 監督:カート・ウィマー 出演:ミラ・ジョヴォヴィッチ、キャメロン・ブライト、ニック・チンランド、ウィリアム・フィクトナー あらすじ:人間の政府によるファージの抹殺運動激化に伴い、ファージの夫を政府に殺された過去を持つヴァイオレット(ミラ・ジョヴォヴィッチ)。今やファージの地下組織の中でも最強の女戦士と化した彼女は、政府が開発した最終兵器を奪うべく政府のビルに乗り込む。しかし、その最終兵器とは9歳の人間の少年(キャメロン・ブライト... [Read More]

Tracked on August 17, 2010 at 12:56 AM

« 平成ライダー座談会 | Main | 平成ライダーの六年間を振り返る 龍騎編⑥ »