戦国鬼嫁日記 ~大河ドラマ『功名が辻』より⑨
ういっす! チヨっす! いよいよ始まるわね~ ワールドカップ。みんなはジーコジャパンでは誰応援してる? わたしはねえ、もちろん中田・・・だったんだけど、こないだちょっと気になる噂聞いちゃってさあ。彼の趣味、じつは「ビックリマンチョコのシールを集めること」なんだって! 冗談かと思ったらどうもマジらしいのよ。もうクールなイメージが台無し。この話は聞かナカッタことにしとくわ。
えー、そいじゃ行きますか。今回の「鬼嫁日記」は織田興業の内部崩壊について。
このころ育ての父のおじさんが亡くなったり、ようやくあたしにも女の子が生まれたりといろいろ忙しかったんだけど、組の内部も相当やばいことになってたみたいで。はたからはわかんなかったでしょうね~。だっていよいよ全国制覇まであと二、三歩ってところで、飛ぶ鳥落とす勢いに見えただろうから。
ほら、ウチのボスってバリバリのワンマンじゃない? 組が成長してる段階ではそれも「頼りがいがある」って感じなんだけど、組織がいいかげん大所帯になってくると、それだけじゃどうにもなんないこともいろいろあんのよ。とくに大きなグループって、かかる費用も天井知らずだから。
ただでさえ苦しいそんな時に、安土ってとこにキンキラキンのど派手な自社ビルなんか建てちゃったもんだから、もう組の財政は火の車。しかもいっこうに周りの意見を聞く様子もないもんだから、傘下の組織には敵に寝返るやつらもちらほら出始めた。もちろんボスがそういう連中を許すはずもなく、裏切り者は片っ端から血祭りにあげられた。この世にはねえ、絶対におこらしちゃいけない人ってのがいるのよ。和田アキ子とか。
まあそれはわからないでもないんだけど、今度はベテランの幹部までどんどんリストラはじめちゃったのよ。「だってお前らもう使えないし」とか言って。さすがのあたしもそりゃヒドイ、と思ったわ。これでますますボスの人望はなくなっちゃった。キナくせえ~空気が安土ビルの中に流れ出してきたわけよ。
なのにそんなことおかまいなしに、大姉御と明智さんは昼メロをやりだす始末。ちょっと! あたしをさしおいてそういうことやんないでよ! 当然ボスは烈火のごとく怒り出すかと思いきや、これがまるで見て見ぬフリ。肝心な時にシオシオになってどうすんのよ! まあなんつーか、何にも気にしないようでいて、意外に繊細な人だったってことなのかしらねえ。
このころ売り上げをのばすために、組ではかなりあこぎな商売もやることになったもんで、宿六も相当落ち込んでた。貧しい家族を闇金まがいの商法でだましてさ、ちっちゃな子供から、布団ひきはがすようなことまでしなくちゃなんなくて。あーもー極道って、ホント因果な商売よねー。
そうそう、このころ長い付き合いだった竹中さんもお亡くなりに。この人はいろいろ利用させてもらったから、ちょいと心が痛んだけれど、あっちもあたしみたいな美女の役に立てて、けっこう嬉しかったんじゃないかしら? ただ、竹中さんの後任としてきた人が、まるでモアイみたいな顔だったのにはがっかりしたわねえ。竹中さんだって美形ってわけじゃないけど、かろうじて男前の部類に入るルックスだったから。なんで今年はこんなにオヤジ&ブ男ばっかりなのかしら? 去年まではジャ○ーズクラスがいっぱいいたっていうじゃない? 納得いかねーよ、N○K!!
そんなわけでいよいよ切羽詰ってきた織田興業。次回はあたしのヘソクリの話と、本能ビル事件まで・・・行けるかなあ。ま、予定は未定ということで! アウフヴィダゼーエン!(ドイツ語!)
Comments
>中田・ビックリマン
松田洋子のリスぺクターにもありましたね。
「ヘッド出た」とかw
そんな松田さんも町山さんの妹とタッグを組んでました。
母親が25億の借金しょってるんですか。大変ですね。
>組ではかなりあこぎな商売もやることになった
中村一氏「伊衛門め、そんな出世がしたいか。このチーターめ」
堀尾「最近、長浜城下でギャル軍団だパラパラ踊っててさ、
足とかお腹とか見えるとドキドキしちうんだよ。おれもオヤジだな」
山内一豊「ギャルサー?」
>かんべえはかんべん
黒田官兵衛「わしの前半生絵にすると、必ずこの牢屋にいれられた
のがあるのじゃ。もうわしイヤ、こんなせまいとこ。」
>安土城
織田信長「ここはな琥珀の墓標じゃ虎よ。けっして贅沢とかわしの
見栄とかではないぞ」
虎「修羅の刻かよ」
>なんで今年はこんなにオヤジ&ブ男ばっかりなのかしら?
それはあなたとダンナ様をめだたせるため~
>外道なゲド
六平太 「織田信長はお市をナルニアへと送り雪の女王となのらせた。
今度はアースシーを狙っているそうだがゲドとかアレンががんばって
抵抗してるそうだ。オレは今からアースシーへむかう。
コードネームはウサギだ。」
一豊「千代お前はこの10両をどうして手に入れた。お前はわしを
馬鹿にしてるだろ?」
千代「いえ、ですぎたマネをしてもうしわけありません
(鴨なみに小せぇなこのやろう)」
マジでそう思いました。
Posted by: 犬塚志乃 | June 03, 2006 11:27 PM
>松田洋子
さんって知りませんでした。(検索中)ふんふん。こういう方ね
町山さんの妹さんが放送作家というのも知りませんでした。お母さんの借金を背負わされて四苦八苦、というのは知ってます(笑)
>「わしの前半生絵にすると、必ずこの牢屋にいれられた
のがあるのじゃ」
吉川英治でしたっけ。その男、水の如し(その割りに濃い顔立ち)
>それはあなたとダンナ様をめだたせるため~
今年は女優陣も全体的に地味系ですよね・・・
>ゲド
というと、わたしは某オーラ・バトラーのことを思い出します。きっとこっちから名前取ったんだと思うけど。
>(鴨なみに小せぇなこのやろう)」
あの辺はみなもと版に近かったですね。後に暴君に変貌することの伏線かも。つーか本当にあれ、やるんでしょうか
Posted by: SGA屋伍一 | June 04, 2006 10:47 PM
>暴君
というか急に大名になってやり方を知らないだけのか?
伊達政宗なんかの方がはるかに狡猾ですが
人生最初より後半生で清らかな方が良い印象を与える
んですかね?
家康も前半生はそこそこ潔癖だったのに後半生でタヌキ
オヤジになりました。
兄一豊より先に土佐に入った弟康豊ですが兄よりもやり方が
乱暴だったようです。
「お前じゃお前が悪いのじゃ」と一豊は言うかもしれません。
こういう弟に責任をなすりるける展開にもっていけば良し、か?
>最終回想像
長宗部「お願いしますだ~命だけはお助けを~
坊さんにでもなってくらしますだ~」
秀忠「千代どのいかがいたす?」
千代「そんな奴ぶっころしてください」
長宗部「くそう、ばれたなら仕方ない。本当はな、
まだまだしぶとく反抗するつもりだったんだ!」
回想
一豊「千代お前と京都に行きたいのう」
京都
千代「ダンナ様、長宗部も死にました。ダンナ様
ここが京都でございます。ううっ千代はダンナ様と
二人して来とうございました」
回想(何故か麦畑風)
一豊「待て~千代~」
千代「うふふ~ここまでおいで~」
ちゃらりら~りら~
祖父江「お方様?お方様?、ああとうとう。迷わずに」
千代「おめぇがこの時点で生きてるワケねぇだろ!!」
祖父江「うわー!?化けた~」
Posted by: 犬塚志乃 | June 14, 2006 07:16 PM
>人生最初より後半生で清らかな方が良い印象を与える
んですかね?
そうですね。普通は人格が洗練されて丸みを帯びてくるものですが・・・ スケールのでかい人は晩年の方がえげつない場合が多いですね。秀吉もそうだし
>兄一豊より先に土佐に入った弟康豊ですが兄よりもやり方が
乱暴だったようです。
そうだったんですか。最近全然でてこないけど終盤は出番が増えるということかな?
>千代「そんな奴ぶっころしてください
「これがこれが! オレが命をかけてまで守ろうとした人間の姿か!」
風雲児たちとデビ○マンを読んでないとわからないネタでした。すいません
>一豊「千代お前と京都に行きたいのう」
土佐に病んで 夢は京都を かけめぐる
ですか。やっぱり『風雲児』の「にがしゃしないわよ」を思い出しました(笑)
Posted by: SGA屋伍一 | June 14, 2006 10:12 PM