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May 26, 2006

平成ライダーの六年間を振り返る 龍騎編④

わたしは忘れない・・・ 『龍騎』にだまされたあの夏のことを・・・

2002年夏、満を持して発表された劇場版『仮面ライダー龍騎』のアオリ文句は、なんと「最終回先行上映」というものでした。・・・そんなことが日本国憲法で許されるのでしょうか。
やっぱり最終回は最後に観たい。そういうわけで懸命に我慢していたんですが、なんせこらえ性のないわたしのこと、結局しっかり観にいってしまったのでした。
それから数ヵ月後、テレビシリーズもいよいよ大詰めというころ。残り数話を切っても、映画と繋がる気配が一向にない。しまいには劇場とまったく異なるラストが放映されたのです。そこに至ってわたしはようやく「だ、だまされた!?」ことに気づいたのでした(笑)。
少々腹が立たないでもありませんでしたが、またあのラストをテレビで観るのもなんだし、劇場版を先に観ていたことで、『龍騎』全体を一層味わい深く鑑賞できたのも事実。そんなわけで、訴えは取り下げることにしたのでした。

このほかにも『龍騎』には特別編「13RIDERS」にも二通りのラストが存在し、さらにこの特別編のコミック版や、ホビージャパン誌に掲載されているジオラマストーリー『S.I.C』にも独自のラストが存在します。これほどの多重構造を持つ作品は、特撮のみならず、一般のドラマですらほとんど見かけられません。近い例を挙げるとするなら『かまいたちの夜』をはじめとするアドベンチャー・ゲーム、あるいは様々なRPGくらいでしょうか。
たくさんある中でもし「本当の本当のラスト」があるとするなら、それはやはり、テレビシリーズ最終回ということになるでしょう。幾通りもの結末を積み重ねて最後に出された結論が、そこで語られているからです。そこでもしこれから『龍騎』を観ようかという方がおられるなら、出来れば本編より先に劇場版、および特別編を先に観て欲しいなあ、と願う次第であります。

さて、『龍騎』でもう一つ注意をひく設定は、ライダーたちが戦う異次元空間「ミラーワールド」。恐らく『宇宙刑事ギャバン』にあった、「マクー空間」を発展させたアイデアといっていいでしょう。撮影時には左右が逆になっているのセットをわざわざ作らねばならなかったため、現場は大混乱だったそうです。この「ミラーワールド」、作中ではとうとう何なのか明かされませんでした。それでわたしなりの考えを述べてみたいと思います。こっから先は妄想&ネタバレ大全開でお送りします。付いてこれる人だけ付いてきてください。
ご存知の通り、鏡の中の世界というものは存在しません。あれはガラス板の裏に塗られた水銀が光を反射しているにすぎません。
それで『龍騎』における「カードデッキ」とは、人間に記憶と生命力を保持させたまま光=「鏡像」に変換させられるシステムだったのではと、わたしは考えています。
また、「光」をキーワードにすると、神崎士朗がどうやってゲームを再三に渡って一からやりなおすことができたのか、理解できるような気がします。
たとえば光に限りなく近い速度で飛ぶロケットがあったとしましょう。この中では時間の流れは限りなく遅くなります。地球では10年の月日が経ってるのにも関らず、宇宙船では一時間しか経ってない、ということもありうるわけです。そして宇宙船が光の速さに達した時、船内の時間は周囲と比べて完全に停止してしまいます。さらに宇宙船が光の速さを越えてしまったならば・・・そのとき船内の時間は逆戻りするのでは、という説があるそうです。とんでももいいとこですけど、これが真実で応用できたならば、時間を逆回転させることも出来るかもしれません。
ただ、「光よりも早い宇宙船」ができたとして、未来にはいけるだろうけど、過去にはいけません。過去に行くのであれば、地球を光より早くうごかさないと。さすがにそれは厳しかろうがと思いますが、物理に詳しい人、がんばってこじつけてみてください(他力本願)。そういえば昔「スーパーマン」がそんなズルをやっていた気がします。

次回は『龍騎』における結論と、主人公の「ドラゴンしんちゃん」こと城戸真司について語らせていただきます。

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個性ゆたかな龍騎ライダーズの面々
左から順に「シザース」(カニ)、「ライア」(エイ)、「ガイ」(サイ)

どう見ても怪人です。

そういえばこの記事が、ブログ開設してからちょうど300件目です。
毎度バカバカしいお話につきあっていただき、まことにありがたく候。


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Comments

300件目おめでとうございます。
こちらも精神的な不安定さがあるので相変わらずご迷惑を
おかけしますが・・・・・・・・・、相変わらず朝暮令改なヤローでスマン。
>訴えは取り下げることにしたのでした
もしかして、ゴローちゃんの雇い主に頼むつもりだったか(笑)?
>『S.I.C』
龍牙とか、やたらカッコイイロボコンとかクウガとか、そのココロは
必ず売れてしまうフィギュアの事(えー
と言ってしまうぐらい成長株ですね。
スカート内側に命を燃やす某メガハウスのフィギュアと同じぐらい。
>「マクー空間」
「まぐーくうかんにひきずりこめ」(爆笑)
懐かしいネタが・・・・・・。
ミラーワールドの件は「ライドシューター」とか絡めて見たほうが
わかりやすかったと思うが実は私もわかってない。
単に異次元くうかんと割り切っていた。
>物理に詳しい人、がんばってこじつけてみてください
スマン、俺文系(笑)。
あまり見てないのに情報についていける自分がいる(えー
>城戸
ギョーザの件もヨロシク(コラ
「Gエース」読んで「Z」の事書きたくなったまさとしでした。ではでは。

Posted by: まさとし | May 27, 2006 06:30 AM

こんばんはっす。

>ゴローちゃんの雇い主に頼むつもりだったか(笑)?

足元見られて門前払いされました(笑)

>>『S.I.C』

一時期狂ったように競争率激しかったですけど、最近はやや落ち着いてきたでしょうか。わたしの熱も落ち着いてきたような。あの箱はけっこうスペース取るんですよ

>>「マクー空間」

これも本当は「魔空空間」と書くべきなんでしょうか。『龍騎』はもともと宇宙刑事ものの企画だった、なる説があったことから引き合いに出しました

>スマン、俺文系(笑)。

わたしは・・・ お笑い系かな(しかもさぶい)
まあ専門の人から見たら上の記事なんて失笑じゃすまないでしょうな。笑って見逃して

改紫電の記事読みました。近々おじゃまします。

Posted by: SGA屋伍一 | May 27, 2006 08:21 PM

わたしも忘れない・・・ 『龍騎』にだまされたあの夏のことを・・・

いつも興味深く拝見させていただいてます。はじめましてです。
劇場版「龍騎」被害者の会の一員として、いつも以上に共感を覚えましたので、コメント欄を汚させていただいた次第。
ま、あれはあれでありだし、今となっては腹も立っておりませんが(笑

ただ、パラレルワールドというのか、ストーリー分岐というのが最近のアニメでもちょくちょく見受けますねえ。
連載中の原作の進行速度との兼ね合いか、お茶の間コードを意識してのものか、商魂か。

確かに楽しませてはくれるのですが、作り手には安易に見る側に解釈を委ねることなく、物語の作品性を意識して欲しいとも思うわけですが。

Posted by: 宗固入道 | May 28, 2006 11:14 AM

私も忘れない……。つい、この4月のことだから……。
被害者友の会でも作りますか(笑)。

『龍騎』は最初13人ライダーがバトルするという触れ込みでした。で、13人、デザインを発注し着ぐるみも作ったはいいですが、脚本家がのめり込みすぎて、13人出る時間的余裕がない!じゃあ、スペシャル作って出番のないライダーにスポットを当てるか。ということもあったのでは。

それにしてもどうして最終章とかウソをいいますかね。怒ってはいないけど、テレビ版の方がはるかに面白かったのも事実。劇場版アギトのレベルを期待したのが間違いでした……。

Posted by: かに | May 28, 2006 02:59 PM

まあまあ、ふんわかいきましょう。ふんわか(笑)。・・・って、言いだしっぺの自分が言うか

>宗固入道さま

拙文読んでいただき、ありがとうございます。
『龍騎』劇場版は一つのお祭りだったと思います。平成ライダーの映画は毎年観てますけど、なんだかんだ言って『龍騎』の時が一番ハラハラドキドキさせられましたし

>ストーリー分岐というのが最近のアニメでもちょくちょく見受けますねえ。

いわゆる「外伝」みたいなノベルスとかコミカライズのことをおっしゃってるんでしょうか。確かにあこぎなやり方のものもありますね。『龍騎』の劇場版・特別編は、それなりに本編を補強する役割を果たしていたと思いますけど。


>かに様

あ、観たのそんなに最近だったんですか(そういえばテレビでやってたっけ)。
聞いた話ではあれが当初考えられていたラストだったそうです。たぶんそのまま流すことも考えたんでしょうけど、「もっといいものを」ということでテレビ版のラストが考えられたとか。

それにしてもどうして本編で13人出せなかったんでしょうかねえ。やはり>脚本家がのめり込みすぎて、13人出る時間的余裕がない! ということだったんでしょうか。

いろいろサイト見回ると評判悪い『エピソード・ファイナル』ですが、わたしはけっこう好きです。ヴィジュアル的にサービス満載だし(ハッタリに弱い男・笑)ラストシーンは『男組』を彷彿させるので。


Posted by: SGA屋伍一 | May 28, 2006 08:27 PM

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