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April 26, 2006

金狼怪奇ファイル 雨宮慶太 『GARO』

今日は特撮に新風を巻き起こしたこの作品をご紹介します。先ごろ放映が終了した深夜ドラマです。

古来より続く、人の邪心を糧とする魔物「ホラー」と、獣面の鎧を身につけた弱き者の守護者「魔戒騎士」の戦いを描いた作品。このドラマのウリは、なんと言っても斬新かつスタイリッシュな映像にあります。黄金に輝くヒーロー、多種多様な魔物たち、凝ったアングルのカメラワーク、けれん味のあるアクション、などなど。まあとにかく、主役のガロをいかにかっこ良く見せるか、それをひたすら追求したドラマだと思います。
ただ、いかにビジュアルが優れていても、あんまりお話がちぐはぐだったり、映像とかみあわなかったりすると、せっかくよくできた映像もなんだか色あせて見えてくるもの。
実は前々から監督の雨宮慶太氏は、美術的センスはまことに卓抜したものをもってるけれど、どうもお話作りの方はいまひとつ、という印象を抱いておりました。それがこの『GARO』では、映像をひきたてるのに大変ちょうどいいくらいの密度のお話が添えられております。脚本陣の力もあると思いますが、まずはその点を評価してあげたいと思います。

別の注目すべき点は『GARO』は深夜番組でありながら、まぎれもない特撮ヒーロー番組でもあるというところ。つまり、ヒーロー番組が「子供・おもちゃ」に頼らずともこれだけのものを作れる、ということを証明してみせたわけです。
まあこんなのばっかりになってしまってもちょっとアレですが、特撮というやつはなにかとグッズ展開に左右されがちなので、たまにはその束縛を受けないこういうものがあってもいいんじゃないでしょうか。

ここでいくら「スゴイスゴイ」と言ったところで、実際の映像を見てもらはないとそのすごさはわからないと思います。そんなわけでCGアート等に興味がおありの方は、是非一度ごらんになってみてください。
その中でも特に気合いの入ったシーンをあげるとするなら
・第三話 時計屋敷内でのバトル
・第七話 対銀牙騎士ゼロ
・第九話 特訓および騎馬・轟天の召還シーン
・最終回後半のえんえん落下しながらの死闘
とこんなところでしょうか

ムダに豪華なゲスト出演も忘れてはいけません。峰岸徹、川平滋英、麿赤児、森本レオ、etc
ほんとにこんな人たち、どう言って引っ張ってきたんだろ
『GARO~牙狼』は現在DVDが順次リリース中。CSファミリー劇場でも放送中だそうですが、正直ファミリーで観るにはキツイ描写もちらほら。んなわけで良い大人のみなさんは、子供の目の届かないところでご覧ください。
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