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February 13, 2006

宇宙の歩き方 D・アダムズ G・ジェニングス 『銀河ヒッチハイクガイド』

昨日に引き続き英国関連ネタ。いかにも、という感じのバカ映画です。『キングコング』がハイジャンプ魔球だとすれば、こちらは大リーグボール3号・・・ってわかんないですよね。すいません。

45億年の時を営んできた地球の最後は、あっけなく訪れた。突如として現れた巨大宇宙船団は、全人類に次のように告げた。
「今から銀河を通るバイパスの工事を始めます。その関係で地球をふっ飛ばしますので、どうぞご了承ください」
ものの数分で消滅する地球。そこに住んでいたさえない男・アーサーは、たまたま潜伏していた宇宙人と知り合いだったため、難を逃れた。彼らが救出された宇宙船の主は二つ頭のファンキーな大統領で、「これから宇宙の真理を探しにいく」という。なりゆきでその旅につきあわされることになったアーサーの運命やいかに。

これを読んだだけで、常識人にはとてもついてない内容だとおわかりのことでしょう。原作は20年以上前に書かれた英国のSF小説。けっこう売れたらしいです。ポール・マッカトニーもファンだったとか。
下ネタは割合少なくて、皮肉っぽくて理屈っぽいユーモア・センスはなるほど、英国調です。
バカ百連発の中にこっそり宇宙の様々な論考を混ぜているところを見ると、作者はけっこうな教養を身に着けた方のようです。主人公がアーサーという名である物を探しに行くという設定は、もしかすると聖杯探求にひっかけているのかもしれません。

原作はどうか知りませんが、ストーリーはあっちへ行ったりこっちへ行ったりで、非常にめまぐるしい。バランスとか整合性を重んじる方にはむかないと思います。でも「なんでもいいからケッタイなものが見たい」という方には大変向いてます。テレビを楽しむ馬鹿でかい変なコンピューターとか、惑星を作る建設チームとか、ワープのあいだ量子論の法則で毛糸と化す登場人物とか。そのほかにもセンス・オブ・ワンダー(そしてバカ)が横溢。このヴィジュアルのセンスは、バカのようで洗練されているようで独創的であり、やっぱりバカのような。ま、ご自分の目で判断されてください。首都付近ではとっくに公開終了した作品のためか、もうじきDVDも出るようです。

この手の映画には大体マスコット的なロボットが登場するものですが、本作品も例外ではありません。名前はマーヴィン。人間と同様の思考容量を備えているため、うつ病になってしまったという爆笑物の設定で、二言目には「どうせオレなんて」とぼやいていたりします。そんなネガティブな彼ですけど、外見は手足の付いたテルテル坊主みたいで、とてもかわいらしい。そう、彼はどことなく「こげぱん」を彷彿とさせます。ぜひともフィギュア化希望。ただ頭が極端にでかいため、自立にはスタンドが必須でしょう。

レトロチックでふざけた歌詞のテーマソングが、またぬぐいがたい印象を残します。「♪知性が低いから軽視するんだね」 大きなお世話だ!

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Comments

素敵( ノー゚)
レンタル落ちを心待ちにしておりますって、するといいです。

Posted by: 紅玉石 | February 15, 2006 at 11:08 AM

3/17発売&レンタル開始です

バカ映画を楽しむコツは
・あまり期待しないこと
・何にもかんがえないこと
です(笑)

公式サイトはこちら
http://www.movies.co.jp/h2g2/main/global/index.html
よちよち歩くマー君が見られます

Posted by: SGA屋伍一 | February 15, 2006 at 08:02 PM

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