« 怪奇飛蝗男 『仮面ライダー The First』 | Main | 適当掲示板19&節目がちょこちょこ »

December 19, 2005

僕の彼女はパイロット 富野由悠季 『機動戦士ZガンダムⅡ 恋人たち』

実に一週間ぶりの更新です。なぜそうなったのかは次項で詳しく書きます。
そんなわけで乗り遅れた話題第1弾は、「新訳Z」第二部にあたるこの作品。
第1部では主人公カミーユが戦場へ身を投じた経緯、ジャブロー降下作戦、英雄アムロの復活等が描かれました。第2部では強化人間フォウの悲劇や、宇宙で戦局が激しさを増していく様子などが中心となっています。前作では泣いたりわめいたり暴れたり「若さゆえ~」な力で物語をひっぱっていたカミーユくんですが、今回は敵側の女性であるフォウ・サラの「受け」役といった印象です。後輩であるカツの面倒もちゃんとみているし、アムロくんと比べてまあ成長の早いこと。

「早い」といえば今回も18話分を1時間ほどに圧縮しているため、いささか早回しな感はありますけど、第1部の時ほどの慌しさはかんじませんでした。なぜか。それはこの部分(の特に後半)が、『Zガンダム』で一番冗長というか、展開がゆっくりだからだと考えます。
テレビシリーズを一年やるというのは、それはそれは大変なことだと思います。ましてずっと勢いを落とさずにやるなんて、それこそ至難の業と言えるでしょう。ですから大抵の作品には途中で必ず「中だるみ」が訪れます。それを比較的感じさせなかったのは、『テッカマンブレード』『鋼の錬金術師』といったごく一部の作品くらい。
で、本作品の富野さんて、けっこう「たるむ」人だと思います。序盤はかなりとばす。でも20話目くらいでいったん盛り上げてケリをつけると、あとはラストクールの前までだらだらした展開が続く。そんな傾向がよくみられます。
ですから「恋人たち」は、なかなかいい具合にはしょってあったと思います。強いて言うならジェリド×マウアー、シャア×レコアの描写がもうちょっと欲しかったかな、と。それなりにあったことはありましたが。

オリジナルに出ていたほぼ全ての主用キャラ&モビルスーツを登場させているのは見事。あっさりキャラを殺すので「皆殺しの富野」と呼ばれているそうですが、それなりに愛情をもって殺してたんだなあ、と実感いたしました。
リメイクで出番が多いのがシロッコ配下の女パイロット、サラ・ザビアロフ。オリジナルでは「その他大勢」という印象でしたが、今回はCVに池脇千鶴まで用意して、たいした力の入れようです。

やっとこ主役機「Zガンダム」も登場し、残るは第3部を待つばかり。次回はほぼ新規製作らしいので、今度こそは「まったく新しい」Zガンダムが観られるかもしれません。そして『ダブルゼータ』の運命やいかに。

|

« 怪奇飛蝗男 『仮面ライダー The First』 | Main | 適当掲示板19&節目がちょこちょこ »

Comments

まだ観てないんですがね。もうダメかな……。

中だるみに関しては全く同感ですね。まあ、それがあったから最後の盛り上がりが素晴らしく感じられたとも言えますが。

ダブルゼータはないでしょう。富野監督、インタビューでガンダム6部作とか言っておられたようですし(ちゃんと読んでいませんが)。個人的には『ネエル・アーガマ』の回までは好きなのですがね。そっから後、『逆襲のシャア』まで無かったことにして作り直してくれないかな(ありえねー)。

Posted by: かに | December 19, 2005 at 11:49 PM

律儀にコメントありがとうございます。
>まだ観てないんですがね。もうダメかな……。
最近はすぐDVDが出ますから。あと、第3部の上映時に、今回みたく前作のリバイバルをやるような気がします。

>中田留美
全作みているわけではないですけど、富野作品は最初の1クールが一番面白い、というのがわたしの持論です。もちろん例外(ファーストガンダム、海のトリトン)もありますが。

>ダブルゼータ
「ファースト」「ゼータ」と比べると見劣りがするのは仕方ないですね。でもわたしもそんなに嫌いじゃありません。ていうか、その後の扱いを思い返すと不憫でなりません。このまま「なかったことに」となったらますます哀れです。また映画三作付き合うのもかったるいですけど。

Posted by: SGA屋伍一 | December 20, 2005 at 09:56 PM

まいど。まさとしです。
>僕の彼女はパイロット
なんだ、知ってるんだ・・・・・語源。
>新訳Z
ハマ-ン専用「ガザC」とか出てきてるそうですね。
>後輩であるカツの面倒もちゃんとみているし
というかオリジナルは、カツが暴走してした感が強かった・・・・。
終盤は独断出撃の常習犯・・・。
>「たるむ」人
「Vガン」もそういう部分もあったねえ。後半戦あたりとか。
>ジェリド×マウアー、シャア×レコア
あのタイトルでこれでは・・・・。
個人的にジェリドは応援してたので・・・・・・。
>皆殺しの富野
一時は「大団円か滅亡1年周期説」が取りざたされたくらいだ。
>池脇千鶴
水谷優子は・・・・・・。
新主役機登場があまり面白くない作品は
あまりお気に入りでないようで。古のアニメ雑誌「アニメック」でも
「Z登場」について突っ込まれてた記憶が・・・・・・。
今回の初登場シーンは一応変形しとったようで・・・・・・。
私にとっての「ガンダム」は「ファースト」で出会い、「Z」の敵を「V」で討ち、「W」で全てをまとめたと思ってます。
ではでは。

Posted by: まさとし | December 23, 2005 at 10:54 AM

どうも。お仕事お疲れです。
>なんだ、知ってるんだ・・・・・語源。
知ってるけど歌えない(笑) 民明書房・刊

>ハマ-ン専用「ガザC」とか出てきてるそうですね
何秒間かだけですが

>カツが暴走してした感が強かった・・・・。
終盤は独断出撃の常習犯・・・。
たたいても殴っても治らない。末期の家電製品みたい。

>>「たるむ」人
『ダンバイン』『ザブングル』も・・・・・・

>個人的にジェリドは応援してたので・・・・・・。
わたしは応援はしてませんでしたが、一皮向けて成長してほしかったです。今回、生き延びる可能性はあるか?

>古のアニメ雑誌「アニメック」
名前だけ知ってます。実は『OUT』の愛読者だったわたし。

>「ファースト」で出会い、「Z」の敵を「V」で討ち、「W」で全てをまとめたと
『SEED』・・・・・・ いえ、何でもありません

Posted by: SGA屋伍一 | December 24, 2005 at 07:55 AM

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/70832/7700080

Listed below are links to weblogs that reference 僕の彼女はパイロット 富野由悠季 『機動戦士ZガンダムⅡ 恋人たち』:

« 怪奇飛蝗男 『仮面ライダー The First』 | Main | 適当掲示板19&節目がちょこちょこ »