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December 30, 2005

バカは果てしなく 2005映画ベスト②

年末進行で頭がふらついております。

最初にお断りしておきますが、このベスト10、あまり参考にしないでください。しょせんバカが考えたランキングですから。レンタルされて「つまんねーぞ! 金返せ!」とおっしゃられても大変困ります。
ということを踏まえていただいて、ワーストからいってみましょう。

4位:カンフーハッスル
3位:マスク2
まあ前作と比べるとちと辛かったかな、という映画ですね。『カンフー』はまだ笑えましたが、『マスク2』は冒頭くらいしか笑えませんでした。

2位:レモニー・スニケットの世にも不幸な物語
これも期待が大きすぎたようで。ワースト2位はちょいと酷かもしれませんが、連れから恨みをかった恨みも含めて(責任転嫁)

そして栄えあるワースト1位:真夜中の弥次さん喜多さん
ことし一番置いて行かれてしまった映画。クドカンさーん! 飛ばしすぎだよー! あの日のケツの・・・もとい臀部の痛みは忘れられません。


では気を取り直してベストの方行ってみましょう。

10位:アビエイター
デカプリオがいかれてたデカプリオがいかれてたデカプリオがいかれてたデカプリオがいかれ・・・・・・
ピー

9位:チャーリーとチョコレート工場の秘密
うんぱっぱ るんっぱっぱ だれでも うんぱっぱ るんぱっぱ 知っている
歯は、命!

8位:シン・シティ
「おれはこのマンガが好きなんじゃー!」というロドリゲさんの愛情が炸裂した一本。共同監督に原作者を呼ぶために、全米監督連盟も脱退したとか。

7位:バットマン・ビギンズ
「アメコミをどこまで現実的な話にできるか?」に挑戦した作品。ケン・ワタナベの熱演にエールを。

6位:パッチギ!
60年代の京都はフォークとヴァイオレンスに彩られていた・・・・・・
沢尻エリカちゃんのチマチョゴリに、萌え

5位:シンデレラマン
「ロンさんてさあ、『泣かそう』って魂胆が見え見えなのよね~」
わかっちゃいるのにポロポロないてしまった作品。特に中盤。

4位:スター・ウォーズEP3 シスの復讐
足掛け7年に及ぶ新三部作の完結を祝して 
「暗黒面の力は素晴らしいぞ!」 しゅぱー しゅぽー

3位:ローレライ
ゼンザイ先生の今年のベスト1。というか、ほかに見たものがことごとく(彼にとって)カスだったとか。
小説刊行からだいぶ遅れながらも、なんとか無事公開できたことがめでたい

2位:ミリオンダラー・ベイビー
拳闘残酷物語。今年観た中でもっとも胃袋にズシリときたお話。それだけにもう一度観たいとは思わないが、そこはかとなく「救い」のムードが漂っていることが救い。

そして輝けるベスト1は
『魁!! クロマティ高校 THE MOVIE』!!
「惑星Eから追放された その悔しさは 忘れはしない」
ゴリさん・・・ あなたのこの歌、今も耳について離れません・・・ 
な ん と か し て く だ さ い
元巨人軍のクロマティ選手から訴えられるという予測不可能爆笑必至のハプニングを乗り越え、バカ映画の極致を見せ付けてくれた一品。ビバ! フーリッシュ!!

いささか狂った文章の乱れ撃ちになってしまいましたが、ほぼ徹夜あけみたいな状態なので、ご勘弁のほど。
2006年のお楽しみとしましては、バカ映画ファン待望の、『キングコング』をまず観にいかねばならないでしょう。
さらにこれから公開される作品としましては『ウォレスとグルミット』の新作や、『V・フォー・ヴェンデッタ』なんかが待ち遠しいです。

それでは今年もそろそろお別れの時間となって参りました。また来年まで、皆様どうぞごきげんよう! 
はにゅーん


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December 28, 2005

バカは果てしなく 2005映画ベスト①

今年趣味と気まぐれで観た38本(・・・・・・うわ)の映画を、ざざざーっと振り返ってみたいと思います。

邦画では純愛ブーム、コミック原作、軍事ものなどが目立ち、ハリウッドではやはりコミック原作ものや戦記もの、「実話に基づく話」などがよく見かけられました。夏には『スターウォーズ』と『宇宙戦争』のガチンコが話題になったりもしました。
まず可も不可もなしというか、「モトは取ったかな」という作品です。
・ハウルの動く城
・戦国自衛隊1549
・妖怪大戦争
・頭文字D
・ブラザーズ・グリム
・エリザベスタウン
・ザスーラ
・機動戦士Zガンダム 第1部&第2部
なにげに邦画系が多いです。『ザスーラ』については近日中にレビュー予定

では22位(ハンパだなあ)から11位までを
22位:SHINOBI
山風ファンからは「こんなんで妥協していいのか」と言われそうですが、今までで一番まともな映画化だと思うので

21位:鉄人28号
なるたけお子様に見て欲しい作品。主役の池松くんは『新選組!!』にも出るそうです

20位:コープス・ブライド
趣味がいいような悪いような人形アニメ。死体に萌えるひとにオススメ

19位:キングダム・オブ・ヘブン
主人公とかテーマとか好みだけれど、『グラディエーター』に比べるとインパクトにかけるかな・・・・・・ エルサレムの描写が美しい

18位:ボーン・スプレマシー
『ボーン・アイデンティティー』の続編。地味アクションの決定版。人の脳みそは洗ってはいけないという話。

17位:ハリー・ポッターと炎のゴブレット
「ハリポ」シリ-ズ第4作。三大魔法学校の対校試合など、サービスもりだくさんな内容。近日中にレビュー予定

16位:アレクサンダー
ホモ描写にはへきえきしたが、英雄の知られざる内面に踏み込む内容で印象深い。そうそう、天才って理解されないのよねー(アホ)

15位:ファンタスティック・フォー
アメコミもの。笑いあり涙ありアクションありで、よくまとまっていた。ラストもりあがりにやや欠けるのが難点か。

14位:エイリアンVSプレデター
2005年最初に観た映画。宇宙人に興味がある方は是非どうぞ。無い方はスルー推奨

13位:皇帝ペンギン
ドキュメンタリー。二ヶ月以上何も食ってないのに、それでも家族のえさを探しにいくパパペンギンの背中に男を観た。最近DVDが出たとか。

12位:宇宙戦争
宇宙といいつつ地球しか出てこない古典SF。由緒正しい怪獣映画

11位:鋼の錬金術師 シャンバラを征くもの
テレビシリーズの後日談。ナチス以前のドイツとはいいところに目をつけたと思う。

今年のえこひいき賞
「ダメダメなのはわかってる・・・・・・ でも仕方ないじゃない! 愛しちゃったんだもん!」という作品に差し上げます
・逆境ナイン
・仮面ライダーヒビキと7人の戦鬼
・仮面ライダー THE FIRST

・・・なんかすげーわかりやすい・・・
ワースト、トップテンは次項にて

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December 27, 2005

仮面ライダーヒ○キ 年末スペシャル

白○Pに叩きつけられた挑戦状・・・・・・
これが本当の『響○』だ!
(ジョークです。くれぐれも本気になさらないでください)

その1 セロ弾鬼の豪手
hsp-a1♪はるか

とおくの

ちへいせんから


hsp-a2♪ひかり

あふれて

くるように


hsp-a3♪きみの

みらいは


hsp-a4(ガタン!)

指揮者「まただ!

また、セロが遅れた!」


hsp-a5「これ、エレキっす・・・・・・(泣)」

「今晩あたりお邪魔しますかニャ」
「ニャ」
「ニャ」


その2
hsp-b1「あー、今年も残すところあとわずかだな」
「早いモンですねえ」
「まったくだ。お前らはあれだ、来年の目標とか抱負とかあるのか?
トドロキ、どうなんだ?」
「あの、自分できれば言いたくないんですけど」

hsp-b2「どうした? 
なんかわけでもあるのか?」
「だって、ほら
“来年のことを言うと鬼が笑う”って言うじゃないですか」


hsp-b3「・・・・・・いや
もう、いいんじゃないのか?」

「うん。
もういいと思いますよ」


その3
hsp-c2「イブキ、お前はなんか無いのか?」

「自分ですか? 自分は特に・・・・・・
あ、そうそう
『響○』もボチボチ終わりそうですね」


hsp-c3「それは言うなああ!!」

バキッ

「ガハッ」

大晦日は、みんなで布施さんを応援しましょう。

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December 26, 2005

いまだに大河ドラマ『新選組!』を振り返ってるよ!のコーナー⑬ 土方歳三の巻

さあて、いよいよ『新選組!!』(!が二つ!)の放映も押し迫ってまいりました。いよいよ「鬼の副長」に出張ってもらうことにします。

個性派ぞろいの新選組の面々の中でも、一番人気のあるやつって誰でしょうね。少し前では沖田だったと思うのですが、今ではたぶん土方の方が上じゃないかと。いろいろサイトを見回ってみて、そんな風に感じました。
でもね、土方ってどちらかと言えば「やな奴」ですよね(怒らないで!)。何が何でも自分の意思を通そうとするし、邪魔なやつ・いらない奴はどんどん切り捨てるし、口も悪いし、手も早いし、おまけに女癖も・・・・・・ すいません、この辺にしときます。
そんな彼がなぜ主役を押しのけるほどに皆の支持を得たのか。それは一番組を愛し、誰よりも純粋だったからではないでしょうか。近藤も山南も一時は組を捨てようと思ったことがありました。しかし副長がその類のことを口にしたことはいっぺんもありません(よね?)。
「法度に背いたら、お前も腹を切るのか」「切る」一寸の迷いも無く言い放つ彼に、いったいどれほどの婦女子がハートを射抜かれたことでしょう(男も?)。その愛情は、ともに旅立った面々がいなくなったあとも変わることなく、彼を飽くなき戦いへと駆り立ててゆきます。欠点がどれほど山盛りでも、このひたむきさが全て覆ってしまう・・・・・・というか、絶妙なアクセントになってしまってますね。強烈な毒気と混じりけの無い純粋さ。この二つを兼備えた人間と言うのは、我々の目に時としてどうしようもなくまぶしく映るものです。

欠点で思い出しました。「俳句がヘタ」というの、期待に違わずやってくれました。情け無用の人斬り鬼でありながら、こんな人間くさい一面も持っているところも、土方の魅力のひとつです。生前(たぶん)ひた隠しにしていた秀作群が、司馬先生や三谷さんのせいで衆目にさらされることになろうとは、彼自身思いもよらなかったことでしょう。というか、きっと穴があったら入りたい衝動に駆られると思います。
というわけで土方のミリキについて色々考えてみましたが、大事なポイントをひとつ忘れてました。それは「二枚目」であるということ。チクショー! 二枚目がなんだーっ! 男は顔じゃない! 男は顔じゃ・・・・・・

(見苦しい状態が続いています。そのままの姿勢でお待ちください)

は。えーと、キャストについて。今回はMr.赤ヘルと同音異字名の山本耕史くんが土方を演じました。Kakakaiさまと同じく、わたしも『ひとつ屋根の下』の「薄幸少年」のイメージが強かったので、配役が発表された時「なんで?」と思いました。しかし三谷さんには最初から勝算があったみたいです。なんでもミュージカル『オケピ!』で使っている時に気づいたそうですが、「あいつは腹の底にマグマみたいな怒りを抱えているんだよ!」とのこと。それを押し隠してあの車椅子の少年を演じていたとすれば、こりゃあ大した役者さんだわ。結果的に大ハマリだったわけで、「三谷さん、お見事」としか言いようがありません。
あと先代土方?の栗塚旭もおしゃってましたが、実際の土方の写真と、なかなか良く似ているんですよね。以前は風間杜夫が一番近いかなーと思ってたのですけど。
もはや山本くんの土方はドラマの枠を超えて一人歩きを始めた感があります。堺氏の山南とならんで、末永く語り継がれることでしょう。

名・迷場面です
・第1話 橋の上から色目使うわ、振った女子の後始末を近藤にやらせるわ・・・・・・ やっぱこいつキライだ! この時はまだやんちゃ坊主ですね。
・第3話 インチキがばれてぼこぼこにされた後、勇に「武士になりてえ」。男なら誰しも思うことです(え? 違う?)
・第4話 訪ねてきた山南をひっかけようとあれこれ策をめぐらす。超感じわるいっす。
・第12話 近藤をポストにつけようとあっちへこっちへ大忙し。「銭を大切にしねえやつは・・・・・・」そうそう、お金は大事です。このあたりからワルの風格が増してきました。
・そしていよいよ化け物じみてきたのが第24話。言葉巧みに知性派の新見を陥れる。「ところでもう一人、武士の風上にも置けないやつがいるんだ」と決めのセリフを吐く所では背筋がゾワゾワっとしました。
・第27話 陰謀を食い止めるべくまたしても大忙し。そして禁断の「一番痛い」アレにも手を染めてしまう
・第28話 池田屋で一番いいところで駆けつける。「またせたな!」物陰でタイミングを見計らっていた疑いあり。
・第30話 恩賞その他のことで悶着を起こす。「おれたちゃ仲良しごっこしてるわけじゃねえんだ!」と嫌味をばら撒いたあとで、総司に「体の具合はどうだ?」。うーん、アンバランス。この回では例のゴーモンのことを思い出してブルーになっている場面もありました。
・第31話 誰を犠牲にするか迷う場面。「源さんにはわかっていてほしいんだ。甘いな、俺も」 やつも人の子です。
・第33話 山南を失い近藤と号泣。これが別れの始まりでした。
・第40話 平助を気遣い斎藤にスパイを頼む。「あいつだけは死なせたくねえんだ」 でもね~
・第46話 江戸へ帰る船で田中邦衛のモノマネ。インパクト大でした。
・第48話 最後に今一度コルク栓を見せあう二人。「必ず帰って来い!」 しかし約束は果たされません。

セリフが細部違うやもしれません。お許しを。去年の今頃はまさか続編ができるなんて思いもよりませんでした。ギャグでは書いたけど(笑)。
誠の旗に託された夢の、その行き着く先は? 『新選組!! 土方歳三・最後の一日』は(年末ではなく)正月三日放映です。『古畑』を録るか、こっちを録るか・・・・・・

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December 25, 2005

ついでに大河ドラマ『義経!』も振り返ってみようのコーナー⑥

(最終回分)
九朗義経にござります。皆様、一年の長きにわたり御視聴まことにありがとうございました。
なんとかヤックンの目をごまかして、落ち延びたわたくしは大陸へと流れ着きました。ここはモーコとかいうとこらしいですけど、草と羊以外、なーんにもありません。一年引っ張ってこんなオチかい・・・・・・ やってられっか! でもこのジンギスカンとかいう料理うまいなあ。日本に帰ったら絶対流行らせよう。うん!
で、最後の『義経!』くんですが
・押し寄せる不幸の手紙
・今日は別れた郎党たちも  生まれ変わって巡り会うよ
・とうに命は枯れ果てて されど倒れぬ男立ち
・ディープインパクトには負けない
の4本でした! 馬の次は犬か!


というわけで先日完結した『義経!』についてあれこれ。
ここのとこお約束のようになっている、大河ドラマのペース配分の乱れ。今年もやってくれました。まさか頼朝との確執をここまでジックリネッチョリやるとは思いませなんだ。こんな重苦しい兄弟ゲンカが続いていたら、そりゃあ視聴率も下がるでしょうよ。最初からの狙いだったのか、予算ほかの事情があったのか。後者の方に(略)

え~、最後に急にいいひとになってしまったような気はしますが、結局鎌倉殿もひとの子だったということですね。義経が主人公の場合冷血動物のように書かれるスケ殿ですが、周囲の流れに逆らえずに泣く泣く弟を見捨てたという風に描かれていました。頼朝に限らず平家方の武将たちもみんないい人ぞろいで、今回は悪役と言える人物が見当たりません。清盛にせよ、鎌倉にせよ、それなりに信念持ってやってたと。ここら辺が宮尾テイストなんでしょうか。
強いて挙げるとするならやんごとなきあのお方くらいですか。でもあの方もちぢこまってブルブル震えてばっかりでしたから、どっちかというと「可哀想」というイメージが強いです。あ・・・ 政子・・・

最後はもうファンタジーの領域でしたねえ。あれに限らず『義経!』は「伝説」を大事にした作品だったと思います。数限りなくある義経にまつわる伝説。どこまで本当なのか疑わしいものばっかりですが、「みんな信じてるんだし、いいじゃんそれで」とばかりに、その辺を真正面から映像化していました。ここまで割り切られると、こっちの方も腹が座ると言うか。ジンギスカンももしかしてやるかな・・・・・・と思ったんですがね。五条大橋の決闘の場面が、一番きれいだったと思います。逆に笑えたのは鬼一法眼の登場シーンです。

来年は山内一豊夫妻の『功名が辻』だそうで。この人あんまり好きじゃないんですけど、三谷さんが役者で出るそうなので、なんか見ちゃいそうな気がします。 

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December 24, 2005

第二回SGA屋漫画文化賞

続くかどうか危ぶまれていたSGA屋漫画賞ですが、無事開催の運びとなり、まことにめでたいかぎりです。
例によって賞金も授賞式も一切ありません。わたし、お金ないので。て言うか、自分がもらいたいくらいです(だから謙虚な姿勢は・・・・・・)

でははりきってまいりましょう。

少年誌部門:大場つぐみ 小畑健 『デスノート』
一年話題にするのが遅れているけれど、気にしないでください。わたしも気にしません。正直あまり好きな作品ではありませんが、そのレベルの高さには素直にシャッポを脱ぎます。ただ、最近のジャンプの展開はいささか停滞気味。美しく終わりましょう!

青年誌部門:石川雅之 『もやしもん』
当初なげやりなタイトルにあまり食指をそそられなかったのですが、周囲の絶賛を聞いて一読後、みごとにはめられてしまいました。まさにマンガだからできるシュールとリアルのコントラスト。タメになるけどあんまり役にたたないスタイルも好きです。最近がんがん世間の評価が上がってきていて、ちょっと口惜しい。ま、わたしもどっちかってえと後追い組ですが。

海外部門 カート・ビュシーク 『アストロシティ:コンフェッション』
どれも素晴らしかったJIVE AMERICAN COMICSの一連の作品の中で、最も印象にのこった作品。あなたがもしヒーローを愛しているなら、迷わずこれを読め! そして泣け! 涙涸れ果てるまで! 3570円もするけれど!

モン吉賞(なんだそりゃ):杉作 『クロ號』
最終巻発行記念。『チーズ・スイート・ホーム』も『プー猫』もそれなりに面白いけれど、やっぱり一番優れているネコマンガはこれだと思います。

特別奨励賞 (今年も)藤井栄香先生 『嗚呼! 戦国奇瓢伝 八角軍団』
(たぶん)世界初の戦国リアルギャグマンガ。栄香先生、何もできませんが応援してます。

アニメ部門 幸村真・谷口悟郎 『プラネテス』
再構成が見事と原作ファンからも絶賛されたアニメ。シビアな面も見つつ、前向きな姿勢を崩さないところに心打たれました。アニメはほかに『巌窟王』『ふたつのスピカ』『スピードグラファー』などが良かったです

映画化部門 野中英次・山口雄大 『魁!! クロマティ高校 THE MOVIE』
原作を踏襲しつつ、また違った笑いを楽しませてくれました。映画ベストで詳しく述べる予定。

果たして第三回はあるか? 答えは風が知っている……

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December 21, 2005

七転びケンタッキー キャメロン・クロウ 『エリザベスタウン』

乗り遅れた話題第二弾。キャメロン・クロウ監督、オーランド・ブルーム主演の(こないだまでの)話題作。

靴メーカーに勤めるドリューは前途洋洋たるデザイナーだったが、満を持して発表した新作が大コケ。会社に天文学的規模の損害を与えてしまう。世をはかなんで今まさに天国に行こうとしたその時、一本の電話がかかってくる。「お父さんが亡くなった・・・・・・」 とりあえずまず親父を葬ってからあの世に行こうと決めたドリューは、フライドチキンの聖地ケンタッキーへと旅立つ。途中あったスッチー(とは言わんのか、今は)や父の郷里の穏やかな空気に触れるうち、次第に癒されていくドリュー。しかし死の決意はなかなか揺るがず・・・・・・

この映画を観ようと思った動機は、クロウ監督の前作『ヴァニラ・スカイ』の音楽がやたらツボにはまってしまったため。ですから半ば音楽を聴きにいく目的で鑑賞いたしました。あなたはそれを邪道と言いますか? わしはーっ! プロレスがーっ!! 大好きなんじゃーっ!!!! ……失敬。クロウ監督はロック雑誌の記者をやっていたこともあり、音楽に対するこだわりは並々ならぬものがあるようです。

予告編ではいかにも「ロードムービー」という感じで宣伝していましたが、この映画が「ロード」なのは大体三割くらいで、「ロード」というより「タウン」なムービーという方が正しい。のどかなエリザベスタウンの空気、にぎやかでやさしい人々の描写などが物語の柱となっています。あと葬式。まあ、アメリカさんのお葬式というのはかしましいものですね。みんながみんなこんな感じではないとは思いますが。伊丹監督の『お葬式』と見比べてみるのも一興かもしれません。

で、大体ここまで書くと予想つくかもしれませんが、この映画、よほど気合を入れておかないとかなりの確率で眠くなります。つまらないというわけじゃないのですが、なんせテンポが緩い。音楽の方は期待通りでしたが、その心地よさがかえって眠気に拍車をかけます。『ヴァニラ・スカイ』は一応サスペンスだったからなあ。
しかしドカンバキュンボカンみたいな作品ばかりでなく、たまにはこういう物も観ないと、心が荒むような気がします。深く感動したわけじゃありませんが、何年か経った後もふと思い出すんじゃないかな、と思わせるような映画でした。

自分の葬式もできたらしんみりなどしないで、笑って騒いでにぎやかにやってほしいですね。まだ予定はありませんけど。

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December 20, 2005

適当掲示板19&節目がちょこちょこ

bbs19-a1寒さが身にしみる今日この頃。みなさまいかがお過ごしでしょうか。当ブログに関するご意見・ご感想や、みなさまのネタ・お勧めの品・その他よろず受け付けております。

今年も残すところあとわずか。キリのいいことに、この時期にちょこちょこ節目となることがありました。
・パソコンが壊れた
二年間愛用していたFM-Vがとうとう使い物にならなくなりました。父が使いこなせなくて事務所の隅で埃にまみれていた物を貰い受けてきたので、まあいつ壊れてもおかしくはなかったのですが。それでもねばってリカバリしてみたものの、電源を入れるたびにエラーメッセージの乱れ打ち状態になってしまい、結局あきらめました。
そんなわけで今は昨日購入してきたFRONTIERから投稿しております。新しくなったのはいいけれど、この時期にちょっと痛い出費でした。

・記事が200件を突破
・今日でブログ開設一周年
飽きっぽいわたしがようもこれだけ続いたものでございます。コメントをくださる皆様のおかげでもあります。
そういえば最初のあいさつで「たぶん一年の期間限定」みたいなこと書いたっけなあ。狼少年みたいで恐縮ですけど、なんかもう少し続きそうです。そろそろ文体がワンパターンになってきたり、ネタがかぶってきたりしてますけど、「謙虚に生ぬるく」をモットーに、まだがんばってみたいと思います。そんなんで良ければ、どうぞよろしく。

節目っつってもそれほど大したことはなかったりして。今年はほとんど去年の状態と変わっていない気がします。いけませんねえ。ほかの方面でももっとがんばらにゃあと。

芸のない画像コーナーです。今回は最近のココロ洗われるような風景を。まず紅葉から
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次いで夕焼け・朝焼けの画像です。
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冷え込みが厳しいと風景がきれいになるということに、最近気がつきました。人間には堪えますけど。
みなさまも風邪・流感にはくれぐれもお気をつけください。

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December 19, 2005

僕の彼女はパイロット 富野由悠季 『機動戦士ZガンダムⅡ 恋人たち』

実に一週間ぶりの更新です。なぜそうなったのかは次項で詳しく書きます。
そんなわけで乗り遅れた話題第1弾は、「新訳Z」第二部にあたるこの作品。
第1部では主人公カミーユが戦場へ身を投じた経緯、ジャブロー降下作戦、英雄アムロの復活等が描かれました。第2部では強化人間フォウの悲劇や、宇宙で戦局が激しさを増していく様子などが中心となっています。前作では泣いたりわめいたり暴れたり「若さゆえ~」な力で物語をひっぱっていたカミーユくんですが、今回は敵側の女性であるフォウ・サラの「受け」役といった印象です。後輩であるカツの面倒もちゃんとみているし、アムロくんと比べてまあ成長の早いこと。

「早い」といえば今回も18話分を1時間ほどに圧縮しているため、いささか早回しな感はありますけど、第1部の時ほどの慌しさはかんじませんでした。なぜか。それはこの部分(の特に後半)が、『Zガンダム』で一番冗長というか、展開がゆっくりだからだと考えます。
テレビシリーズを一年やるというのは、それはそれは大変なことだと思います。ましてずっと勢いを落とさずにやるなんて、それこそ至難の業と言えるでしょう。ですから大抵の作品には途中で必ず「中だるみ」が訪れます。それを比較的感じさせなかったのは、『テッカマンブレード』『鋼の錬金術師』といったごく一部の作品くらい。
で、本作品の富野さんて、けっこう「たるむ」人だと思います。序盤はかなりとばす。でも20話目くらいでいったん盛り上げてケリをつけると、あとはラストクールの前までだらだらした展開が続く。そんな傾向がよくみられます。
ですから「恋人たち」は、なかなかいい具合にはしょってあったと思います。強いて言うならジェリド×マウアー、シャア×レコアの描写がもうちょっと欲しかったかな、と。それなりにあったことはありましたが。

オリジナルに出ていたほぼ全ての主用キャラ&モビルスーツを登場させているのは見事。あっさりキャラを殺すので「皆殺しの富野」と呼ばれているそうですが、それなりに愛情をもって殺してたんだなあ、と実感いたしました。
リメイクで出番が多いのがシロッコ配下の女パイロット、サラ・ザビアロフ。オリジナルでは「その他大勢」という印象でしたが、今回はCVに池脇千鶴まで用意して、たいした力の入れようです。

やっとこ主役機「Zガンダム」も登場し、残るは第3部を待つばかり。次回はほぼ新規製作らしいので、今度こそは「まったく新しい」Zガンダムが観られるかもしれません。そして『ダブルゼータ』の運命やいかに。

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December 12, 2005

怪奇飛蝗男 『仮面ライダー The First』

あの名作が、「平成ライダー」のスタッフの手でよみがえる! というわけで、たぶん全国で細々と公開中のこの作品を。

大学で「水の結晶(何だそりゃ)」を研究していた青年・本郷猛はある日突然、謎の組織「ショッカー」に拉致され、不死身の怪人「ホッパー」に改造されてしまう。ショッカーの尖兵として悪事に精出す猛だったが、ふとしたきっかけから自我を取り戻す。変わってしまった体のことや、誤解から自分を恨むヒロインのことなどに悩みつつも、猛は「仮面ライダー」としてショッカーと戦う道を選ぶ。一方それとは別のところで薄幸の少年少女のラブロマンスが進行。彼らと本編との関わりは?

ん~。この行き当たりばったり的な展開、原作やテレビシリーズへのオマージュなんでしょうかね(笑)。真面目な話、原作マンガを意識したと思われる要素がそこかしこにみられ、白倉プロデューサーの石ノ森氏への傾倒ぶりがうかがえます。またコテコテな恋愛描写等は、オリジナルの発表された70年代テレビドラマを彷彿とさせます。

正直、今回はツッコミどころがいっぱい目に付きました。「いつのまに着替えたんだ」とか「洗脳あますぎだろ」とか。彼らの手がけた「平成ライダー」シリーズにもツッコミどころはいろいろあるんですが、面白さでそれらを吹き飛ばすようなところがありました。それに比べると勢いがやや足らなかったかな、と。スケジュール的に仕方なかったのかもしれませんが、もう少し制作の点でも、尺の点でも時間をかけてほしゅうございました。そうすればよりいいものができたんでは……と思う反面、白倉氏って「原作」の枷がないほうがいい仕事ができるのでは、とも思います。平成ライダーも一応原作付ですが、あれはあってないようなものなので(爆)。

自分がいまひとつノリ切れなかった理由。それは和智正喜氏の手による小説版『仮面ライダー』があまりにもツボにはまってしまったせいもある気がします。恥を忍んでいうと、21世紀に入って読んだ小説で、一番好きな作品。機会があればこちらもいずれ紹介したいです。

あ、いいところもありました。ライダーを含む怪人たちの洗練されたフォルム。低予算ながらスタイリッシュなビジュアルの数々。そして冒頭で述べた薄幸なカップルの存在意義。彼らのエピソードが、この映画を単なる「ヒーローもの」に終らせないものにしています。
決してファンではないのですが、今年に入って板尾創路氏の出る映画を観るのは三度目。板尾氏は出る映画出る映画トラブル続きだったそうですが、本作品は「何事もなく公開を迎えられてよかった」とのこと。おめでとうございます。

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December 09, 2005

ここ最近(11/14~12/4)の『義経!』

第45回(11/14放送分)
やんごとなきお方じゃ。名は明かせん。今回、SGAはかなりびびっておっての。つくづく小心者じゃワイ。
この間のサーヤちゃんの結婚式は感動したのう~ わしゃ、孫が嫁ぐような思いでテレビに見入っておったぞい。
ぜひ黒田君とわしらのような、いつも笑顔が絶えない明るいさわやかな家庭を築いてもらいたいものじゃ。
で、この回の『義経!』くんじゃがの
・雪やコンコン 追っ手がどんどん
・タッキー IN ヒッキー
・御所の中の懲りない面々
・ドリームジャンボ平泉
の四本じゃ! アテブレーべ・コンクラーベ

第46回(11/21放送分)
「継信です」「忠信ですコン」「ふたり合わせて佐藤兄弟です」「いやー、忠信。見事な最後だったのう。わしゃ本当に感動したぞ」「ありがとうございますコン」「まったくお前のような弟を持って、誇らしいかぎりじゃ」「てれるでござるコン」「……コン? お前、本当に忠信か?」「当たり前でござるコン。何ゆえわたしを疑われるのかコン」「じゃあ、好きな食べ物は?」「稲荷寿司…… コン」「……さて、この回の『義経!』くんですが
・北東くらいに進路を取れ
・サトウオトウトとうとう闘死
・対決 ザイゼン対サトミ
・ダンス・ダンス・レトロイリュージョン
の四本です。散れ! 千本桜」「コーン」

第47回(11/28放送分)
富樫です。ただいま、勧進帳の本番にむけてリハーサルの真っ最中です。なんせ本作品有数の山場ゆえ、ミスはゆるされません。けれど何分無骨者であるゆえ、なかなか思うように演技できません。
ええと、ここでわたしが問い詰める。弁慶がすっくと立つ。周りがさっと座る。ほんでわたしがえーとえーと
ああ! もう限界じゃ! さっさと本番行こうや!
あ、この回の『義経!』くんですが
・北陸人情紀行
・ともえグラビア卒業
・スラスラ読める! 弁慶流暗記術
・義経を叩いてわたる。
の四本です。この精神、男塾だね!

第48回(12/4放送分)
宮O登美子です。みなさん、ほぼ1年我が子を見続けてくださりありがとうございます。いよいよ余すところあと1回となりました。え? この作品にこめられたメッセージですか? そうですね。やっぱり男は男らしく、女は女らしく かしら。最近どっちだかわかんないようなのも多いですから。
でもね。女には強さも必要ですのよ。日本刀を父に突きつけて脅したことも、いまは良い思いでです。
さて『義経!』くんですが、
・お出でませ黄金郷
・炎立っちゃったりして
・三体目のミイラ
・四代目はおぼっちゃん
です、舐めたら…… 舐めたらいかんぜよ!

さて、残りは最終回を残すのみ。しかしその晩は忘年会とかぶってまして。ビデオ君、よろしく頼むぜ

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December 07, 2005

いまだに大河ドラマ『新選組!』を振り返ってるよ!のコーナー⑫ 滝本捨助の巻

今回は本作品きってのダークホース?滝本捨助くんについて語りますです。

ドラマが始まる前に出された新装版『冗談新撰組』(マンガ)の中で、三谷さんは「近藤勇と一緒に処刑された隊士がいるのだが、名前も素性もわかっていない。今回はこの人物に重要な役を割り振りたい」ということをおっしゃってました。わたしは捨助が登場したとき、すぐに「こいつがそうに違いない」と思いました。あまり聞かない名だったので(笑)。
ところが組関係の本を漁っていると、そこかしこに「松本捨助」という名が出てくる。少なからず混乱しましたが、早い話が「無名隊士」+「松本捨助」=「滝本捨助」だったということですね。ちなみに松本さんの方はなかなか気骨のある人物で、明治に入っても末永く生き続けられたそうです。

そんなわけで半ば架空の人間であるがゆえに、最後以外まったく予想がつかない、ある意味大変恐ろしいキャラでやんした。裏切られて復讐の鬼と化すのかと思えば、すぐに忘れるし(笑)、植木等のごとく持ち上げられて時の人になってしまったり。ずいぶん話をにぎやかにしてもらいました。
わたしが連想したのは名作『宮本武蔵』における「又八」ですね。主人公よりちょっと恵まれた環境にいながら、努力が大嫌いで一発あてることばかり考えているために、どんどん差をつけられてしまう。いわゆる「へなちょこ」くんですが、でも不思議と憎めない、そんな奴でした。たぶん幕末に自分が生きていたら、こいつと似たり寄ったりのポジションになるような気がします。
できればどこまでもしぶとく生き延びて、「へなちょこ」の本分をまっとうしてほしかったんですがね……

演じるのはやはり最近躍進の著しい、中村獅童くん。彼を最初に意識したのは映画『ピンポン』における“ドラゴン”役。眉毛をそり落とし野太い声で「笑止!」と叫ぶその姿は、主役以上にインパクト大でした。
三谷作品ではシットコム『ER』に出演していました。最初はコワモテの不良なんだけど、段々メッキが剥がれていく(笑)、そんな役でした。
代表作は嫁をゲットした(ケッ)『いま、会いに行きます』でしょうか。年末の話題作『男たちの大和』にも準主役級で登場するそうです。そうそう、夏にやっていた小野田寛朗氏を題材にしたスペシャルドラマも良かったです。これまた重厚な演技を見せてくれました。一人になり、悲壮な覚悟を決めていた小野田さん。そんな彼に手を差し伸べたのが、山南敬助こと堺雅人氏で、微妙に笑えました。
歌舞伎方面でもなんか言っとかなきゃならないんでしょうけど、わたし何も知らないもので。すいません。

名・迷場面です。
・第2話 土方曰く「滝本のせがれでいけすかねえ奴がいたろ」。そんなことはありませんでしたが、さっそく見事なヘタレっぷりでした。
・第5話 窮地に追いやられた近藤を救う大殊勲。たまたまいた場所が良かったのか、悪かったのか。
・第12話 さんざん土方に利用されたあげく置いてけぼり。「おまえら絶対にゆるさねえ!」この回は彼があまりに可哀相で辛かったです。
・第22話 金を返せと詰め寄る捨助に、「ちょっとこっち来い!」と土方。「いやだよ~ また殴るんだろう?」学習能力はあるようです。
・同じく第22話 それと知らずに松平さまに無礼千万。自業自得ですが、これもちょっと可哀相でした。
・このあと茶屋に行ったり旅館に行ったりするわけですが、どこへ行っても「この人役に立ちません」と言われてました。佐久間先生に「般若」とか呼ばれてたのもこのころでした。
・第29話 覚悟を決めた久坂らに対し「命は大事にした方がいいですよ~」。オマエもな。
・このあと桂さんの誤解を利用して威張りたい放題。しまいにゃ正義の天狗にまで成りあがる。かれにとって最も輝かしい時代ですね(笑)。
・第38話 振られた腹いせに竜馬を陥れる。竜馬、おりょう、捨助…… 一番悪いのは誰でしょう。
・第46話 「一緒に帰ろう」「うん!」 お前にプライドは無いのか。
・最終話 「かっちゃーん! 今行くぜー!」 鎖帷子着てけば良かったのに…… 局長はあの世でも「こんなやつ知りません」とか言いそうですね。

年末の続編での大活躍に期待しましょう(←ナイナイ)。
さて、次回はいよいよ鬼の副長に登板願います。

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December 04, 2005

仮面らいだーチビ鬼 百分の四の巻 「飢える式神」

今回、一番お金かかってます


tbk4-1「あー、みな忙しいところ集まってくれてご苦労

今日呼んだのはほかでもない
どうしたらオレの体がもとに戻るのか、みんなで考えてほしいのだが……」


tbk4-2「キュオンキュオン」
(そんなことよりお腹がすいたなあ

その辺の原っぱで、野ネズミでも漁りにいきたいなあ)
「キュオン」


tbk4-3「バウバウ」
(ボクはペディグリーチャムが食べたいな

あの食感がなんていうか、もうサイコー)
「バウ」


tbk4-4「ウッホウッホ」
(おいどんはやっぱりバナナが一番

基本はフィリピン産だけど、台湾産も捨てがたいでごわす)
「ウホ」


tbk4-5tbk4-6「お前ら人の話を・・・・・・
待て!オレはエサじゃな」

君は 生き延びることができるか?(えー)

     つづく


こんなしょうもない記事が記念すべき200本目。
おめでとう、オレ(エウレカ風)

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December 03, 2005

平成ライダーの六年間を振り返る アギト編②

『アギト』編、2回目です。

未確認生命体の一連の事件から1年後、異形の怪人「アンノウン」に人々が襲われる事件が相次ぐ。警視庁は人外の存在に対抗するために用意されたチーム「G3ユニット」をもってことにあたるが、ユニットのエース・氷川誠は怪人に対し劣勢を強いられる。そこへ突然もう一人の怪人「アギト」が出現。圧倒的な強さでアンノウンを撃退する。アギト、そしてアンノウンたちの正体は? 目的は?

『アギト』に始まる白倉三部作、および『剣』には、大きな二つの共通の特徴があります。一つは“群像劇”であること。もう一つは1年通して謎、伏線をちりばめること。今回は最初の方の特徴について語りたいと思います。
この作品にはメインとして三人の「仮面ライダー」が登場します。一説によりますと、それぞれ「すでに仮面ライダーであるもの」「仮面ライダーになろうとするもの」「仮面ライダーになってしまったもの」という位置付けだそうで。彼らはみな前作の主人公五代雄介よりも、やや弱い存在として描かれています。順を追って説明いたしましょう。

まず主人公、津上翔一。便宜上そのような名前となっていますが、彼は記憶喪失者であり、その名前は所持品であった封筒に書かれたものなので、それが本名かどうかは定かではありません。
人生を愛し、人にために体をなげだすことに、なんの疑問も抱かない青年。小学生に呼び捨てにされても、いっこうに気にすることなく、黙々と菜園を耕しているような男です。
彼は戦闘的な強さに関しては問題ありません。恐らく三人の中で最強でしょう。ただ「記憶を失っている」という背景のためか、メンタルな部分でもろいところがあります。自分の行動が本当に正しいのか悩み、戦うことを放棄してしまったこともありました。

二番手のライダーはG3こと氷川誠。我々と変わらない普通の人間で、警視庁が開発した強化スーツを装着することにより、G3となります。昔懐かしライダーマンと似たような設定ですね。彼が戦うのは正義のためというより、それが仕事だからです。
こちらは精神的にはものすごく強い。相手がどれほど圧倒的な存在だろうと、決して背中を見せることはありません。ただ第1話からさっそくピンチに陥っているように、戦力的にはいまひとつ(笑)。登場してもボコボコにやられることがほとんど。それでも健気にがんばる姿は、こちらの萌え感情を刺激します。
そうした他の二人とのギャップや、上からの意に添わぬ命令に対し、悩むこともしばしばでした。

三番手はギルスこと葦原涼。とうとう明らかにされませんでしたが、アギトと違って、変身の度に副作用?に苦しめられている様子から、ギルスとはアギトの不完全体、もしくは亜種であることが推測できます。
彼は翔一や誠と違い、その力を人を守るために使おうとはあまり考えません。突如として起きた身体の変化を受け容れることだけでいっぱいいっぱいなのです。ただすぐそばで人が襲われていれば、助けてやるくらいの良心は持っています。恩師や恋人はその正体を知るや、彼の前から姿を消してしまいます。それで彼はこの変化の原因を探ることで、気持ちを紛らわそうとします。

序盤では、三人は人間として、あるいは変身体としてちょくちょくすれ違いますが、基本的にはバラバラで行動しています。またお互いの正体を知っているわけではないので、見ている側でとしては「あー! そいつがあれなんだよー!」と猛烈に教えてやりたい衝動に駆られます。このもどかしさ、まるで『宮本武蔵』か『君の名は』みたいです。
そんな三人がようやく一同に会すのは第21話ラスト。この時も共同戦線をはるわけではなく、誤解の積み重ねから盛大などつきあいを繰り広げます。果たして最終回までに彼らは理解しあえるのか(笑)?

ヒーローでありながら、立ち位置も動機も様々。アメコミ『X-MEN』の邦訳が止まってしまって以来そういうのに飢えていたわたしは、「ようやく日本でもこういう作品が」と狂喜したのでした。
次回は冒頭で述べたもう一つの特色「ちりばめられた謎」について語ります。

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December 02, 2005

山田風太郎に関しては色々言わせてもらいたい⑤ 『明治十字架』

今回は「明治もの」の中からこの作品を。なんでこれかというと、単にこないだ読んだから。「明治もの」で一番最後に書かれた作品です。

元旗本の獄吏の青年・原胤昭(実在の人物)は、ある事件をきっかけに監獄を辞し、恩人の娘と共に、ムショから出てきた人たちに社会復帰の手助けをする仕事……“出獄人保護”を始める。しかしすべての出獄人がそれをありがたがるわけではなく、中には逆恨みするものも。また、胤昭と折り合いの悪い元同僚たちも、彼の足元を救おうと、あれこれ策を巡らす。それにもめげずに信念を貫く二人だったが、盛り上がる自由民権運動がきっかけとなって、彼らに大きな災厄が臨む。

まず各章のサブタイをざっと見てみますと、「どろん・ぬらりひょん」「アラダル溶闇」「サルマタは飛ぶ」「けだもの勝負第一番」 ……わけがわからない(笑)。上のあらすじとはまるで別の話みたいっすね。
原胤昭、自由民権運動、監獄、キリスト教など、それまで「明治もの」に用いられていた要素が色々顔を出していて、さながらこのカテゴリの集大成といった趣があります。

一口に悪人と言ってもさまざまな「ワル」がいるわけですが、この作品にはおおざっぱに言って2種類の「ワル」が登場します。一方は望むと望まざるとに関わらず、その特殊な環境からワルとなってしまい、お上からお縄を頂戴した者たち。もう一方は、法の目を巧みにすり抜けて、弱きを虐げ私利を貪る根っからの「ワル」。どっちが感じ悪いかというと、それはもちろん後者の方ですよね。対して前者の方は確かに救いがたいのだけど、どっか憎めないやつら。かっとなると台風のごとく暴れ出すサルマタ(という異名なんです)や、美女ともみまがう変装の達人・秀など、まことに面白い連中です。終盤ではこの「後天的ワル」対「先天的ワル」の5対5の対抗試合が展開され(主人公は?)、忍法帖っぽいテイストもあります。

それに加えて「明治もの」のウリである著名人のカメオ出演もふんだん。これだけそろっていて、面白くないわけがありません。ちくま文庫版下巻には、ロシア皇太子を兇徒から守った、二人の俥屋の数奇な運命を描く『明治かげろう俥』、そして山風によるシャーロック・ホームズのパスティーシュ『黄色い下宿人』も収録されていて、お得な内容となっています。ただ最近滅多にみなくなりましたので、ご興味おありの方はア○ゾンか大書店にてお買い求めください。

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