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August 10, 2005

都立地球防衛軍 山口雄大 『魁!! クロマティ高校 THE MOVIE』

週刊少年マガジンにて、異彩を放ちつつ好評連載中のギャグマンガを、『地獄甲子園』などで知られる山口雄大監督が映画化。原作に関しましてはこちら→http://sga851.cocolog-izu.com/sga/2005/02/_.html#commentsをどうぞ。
公開寸前に元巨人軍のクロマティ氏から待ったがかかるという、失笑もののハプニングがあったものの、なんとか無事公開されることになりました。良かった良かった。
いや、大変面白かった。みなさんもDVDでいいので、ぜひご覧ください。おわり。

・・・・・というわけにもいかないか。だってマジメに語れば語るほど、むなしくなってくる気がして。
原作の作風を簡単に言い表すと、「脱力と逸脱」というところでしょうか。なんというか、すごいやる気のないマンガなんですよ。その辺が「脱力」。ほんで不良もののはずだったのにゴリラとかロボとか出てる。「この学校を変える!」って言ってたのに宇宙人と戦ってたりする。その辺が「逸脱」です。
で、今回の映画化、なかなかこの二つのポイントがよく表れてました。その点ではなかなか原作に忠実だったといえましょう。ストーリーやギャグの面でも、原作のそれをうまく再構成していて良かったです。
でもやっぱり原作と映画では異なる部分もあります。それは音。原作の『クロ高』ってのは、それはもうしずか~で、慎ましやか(笑)なマンガなんですよ。ギャグのくせに。それが映画では監督のカラーのせいか、不良の雄たけびが始終響き渡っていたり、ドッカンドッカン爆発したりでとってもやかましい作品に仕上がってました。
けれど、このやかましい『クロ高』もなかなかおかしかったんです。よくできた落語なんかは演じ方がだいぶちがっても、やる人が達人なら面白さは変らないといいます。それと似た感じ・・・・というのはホメすぎか。

この映画がすごいのは、実にキャストの8割くらいが特別出演・友情出演じゃなかろうかというところ。阿藤快・高山善廣・板尾創路・渡辺裕之(声なし)・武田真治(声のみ)・松崎しげる・橋本真也(・・・・)・遠藤憲一・高知東生・津田寛治・ゴリ・ラー・・・・・・ よくぞここまでいぶし銀ばかり集めたものです。アンタら、山口監督に何か弱みでも握られてるんですか!?と言いたくもなります。

わたしが一番受けたのは映画オリジナルの次のギャグ
「なあ、神山。地球防衛軍ってなにをするんだ?」
「決まってるじゃないですか。地球を侵略する宇宙人たちと戦うんですよ」
「そうか。でもどうやって宇宙人と戦うんだ?」
「簡単です。○○○○○んですよ」
神山・・・・ お前やっぱり天才だよ・・・・

EDで使われていた『宇宙猿人ゴリ』ロックヴァージョンが、長いこと耳から離れなくて困っています。だれか助けてください。

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