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May 08, 2005

ついでに大河ドラマ『義経!』も振り返ってみようのコーナー①

のび経 「しずかちゃん、ボクしずかちゃんと離れたくないよ!」
しずか 「のび経さん・・・・」
ドラエ坊弁慶 「のび経くん大変だ! すぐそこまでジャイ家の大軍が!」
のび経 「うるせえ! 今それどころじゃねえ!」

え~、昨年と比べてこの扱いはなんだという感じですが、現在好評放映中のこちらの方もサクサクッと振り返ってみたいと思います。明敏なる閲覧者の皆様は既にお気づきでしょうけど、正式タイトルに「!」は付きません。
今日までで18回を消化した『義経』。今までの話をおおまかにわけますと「牛若編」「遮那王編」「奥州編」「鎌倉編」と、ざっとこんな感じでしょうか。
まず前半の「牛若編」「遮那王編」。こちらで印象的だったのは、けっこうファンタジックなムードがかもし出されているところ。美輪明宏演じる鬼一法眼の登場シーンなんかはちょっとイッちゃってる感じでしたが、桜吹雪がブワーッと舞い散る五条大橋の対決場面などはなかなか良かったと思います。また序盤では神木隆之介くんのいじらしい演技が好評を呼び、ウチの母なんかはこれにコロッと参ってしまったようでした。また『ますらお』の項で書いた「平安京の闇」も、それなりに描写されているところも好感が持てます。わたしが気に入っているのは、この都の底辺に暮らしている五足というキャラクター。昨年の滝本捨助のようなポジションになるのでしょうか。と、思ったらたった今死んじゃいました・・・・ なんでじゃー! なんでじゃー! 
・・・・さて、そんなろーまんすに彩られた作風が、「奥州編」に入るとぐっと薄まり、主人公の人柄に惹かれた有象無象がぞろぞろ集まってくるという・・・なんつーか、その『新選組!』化が著しくなってきます。けれどこの義経の郎党がマツケンサンバとかナンチャンとか、そんな適当な奴らばかり。こんな連中で阿部寛や仮面ライダーアギト、ヒビキに通用するのか甚だこころもとない。これから多少はたのもしくなってくるんですかねえ。

前半でもうひとつ目立つのは平清盛にかなりのウエイトが置かれている点。普通“義経もの”において清盛はバリバリの悪者として扱われることが多いですけど、今作では懐の広い、なかなかの好人物として描かれています。ですがさすがは渡哲也というべきか、怒るシーンはすごい迫力。特に女官が人形焼かなんかこしらえている場面で、後白河法皇をくわっと睨みつけるところはオシッコちびりそうになるくらい怖かったです。そんで気の毒なくらい慌てふためく平幹二郎がまたうまい(笑)。この圧倒的な存在感のゆえか、清盛に話がふられすぎて「主人公どこいったんだ?」という回もしばしばありました。

重要人物もほぼ顔をそろえた中で、義経の郎党で弁慶、伊勢三郎と並んで挙げられる常陸坊海尊だけが未だ姿を見せていません。かわりに駿河次郎というオリジナルっぽいキャラが一行に加わっています。もしかしたらこいつが?と思わないでもありませんが、またしても見当ちがいだと恥ずかしいので黙っておきます(と言いつつ書く)。
話はこれから「義仲編」を経て、義経主従のもっとも輝かしい時代へと移っていきます。彼らにとってもスタッフにとっても、いよいよこれからが正念場、というとこでしょう。それでは最後にもう一ネタ。

頼朝 「クロウか!」
義経 「はい、兄上!」
頼朝 「・・・・苦労をかけたっ・・・・」
義経 「つまんね~」
・・・・この時頼朝様は、生涯義経様を許すまいと、心に固く誓われたということです。そしてSGA屋伍一は、やはりやるのではなかったと、深く悔いたということです。それでは皆様また次回。

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Comments

…でへへっ。
すいません。誰かやってくれないかな~と思っていたんです。ちょーど清盛様が亡くなってよくも悪くも物語が吹っ切れていくのかな?という感じで。

まず、母の日に清盛の母ネタ。これは狙ってるでしょう(松坂K子は息子と比べても若すぎる~!)。

あと、日曜日ってば仏罰必定の(先週の南都焼き討ち参照)H川御曹司祭りですが、裏では実はう〇きつよし祭りでもあるんですな(昼間の情報番組に出てる)。

有象無象の部下が集まり…というのは、組!は『三国志』(この場合正確には演義の方)を参考にした、と脚本家は仰ってますが、この三国志自体が、師弟関係あるいは同一人物とまで言われる施耐庵の『水滸伝』と双子みたいな作品ですから、まあ何も三国志だなんてブたなくたって、古典的ヒーロー物と言っておけばいいことでしょう。ですから、今回もこうしたDラクエ2状態なのは当然です。

今回のヒラミッキーはいかにもタヌキで、これから頼朝とのシッチャカメッチャカが実に楽しみです。
私も清盛が好きでしたね~。この方がいなくなっちゃうと正直つまらない。(五足はこういう扱いだとは…今年は非情ですな)
それにしても今回の遺言大捏造大会。そうきましたか。東にツンデレ政子(まさとし様解説有難うございます、やっぱり想像通りでした(笑))あれば、西に永遠の少女時子あり。面白いですな。

東に政権があると農業重視政策、西に政権がある時は重商政策で、唯一の例外が田沼政権…ということは以前まったけ様がおっしゃっていましたが(長屋および亀岡国際秘宝館様)、愈々夢の都は尽き、ガッチンンガチンツンデレ政権へですね(政権はツンデレじゃないし)。
まーしかし兄貴がこんな扱いしてたら、京都で勝手に官位もらっちゃってまた兄貴とこじれるのも無理はないわなと思わせるあたりあくまで悲劇なお話です。(しかも政子、母親持ち出すたぁ挑発してますなっていうかあれはテストの席ですからね、心得てます)

ただ毎回思うのは、ナレーションが説明しすぎですね。小説の地の文じゃないんだから。特に今回は最後のが長くてかなり冷めました。んなこと見りゃわかるって!で。
今回は清盛&松坂様&不覚にもタッキーで結構キた回だったんですよ。それだけに。

では。

Posted by: 高野正宗 | May 08, 2005 at 09:10 PM

 >アギトやヒビキに通用するのか?
 義経様御一行にも仮面ライダーはおります
喜三太役の伊藤淳史くんです。
 彼はなんとちびノリダーですhttp://www.twin.ne.jp/~arrival/saicchan/desu/data/memo1.htm
 ほらね、ってアギトやヒビキに対抗できませ
んね、これではw
 でへへっ(高野さまのマネ)今日はこれくらい
でまた来ます。

Posted by: 犬塚志乃 | May 09, 2005 at 07:39 PM

>高野正宗さま
>母の日に清盛の母ネタ
あ~ なるほどね。気がつかなかった。
>日曜日ってば仏罰必定の(先週の南都焼き討ち参照)H川御曹司祭りですが
朝は「鬼」だしなあ。でも鬼って必ずしも仏の敵というわけではないんですよね。しかし晩の彼はあんまりセリフないなあ(笑)
>三国志
弁慶が関羽、三郎が張飛、曹操が頼朝、義仲が孫権、清盛が董卓? 孔明役が見当たらん・・・・
>ミッキー&哲也
ミッキーは「信長」で変な易者みたいな役やってましたね。怪演でした。哲也は「秀吉」で信長をやってましたね。あんましイメージじゃなかったけど。
>政子&時子
まあ清盛も怖かったけど、本当に怖いのはこっちだ・・・ げに恐ろしきは女人ナリ。


>犬塚志乃さま
>義経様御一行にも仮面ライダーはおります
ああっ そうだったのか! わたしはパンヤオの片割れだとばっかり。「でも顔変わったな~」とバカなことを考えてました。
阿部寛も昔「孔雀王」とかやってたし、とてもかないそうにないんですけど、「合戦はなにがあるかわからない」ということで(笑)

Posted by: SGA屋伍一  | May 10, 2005 at 06:40 PM

カラス天狗の元で修行をした牛若丸。
「これからは源crow義経と名乗るが良い」
「なんで英語やねん」
っていう「うる星やつら」の1シーンが思い起こされます。(思い起こすなッ)

Posted by: かに | May 12, 2005 at 11:20 PM

>「これからは源crow義経と名乗るが良い」
「なんで英語やねん」

OH、コレガ、イワユル、AMERICAN JOKEトイウモノデスネ ワタシモ、ヒトツ、カンガエテミマシタ
「そいつはこう言ったんだ。『シカならOKよ。でもウマは下りられるか、わからないね』
だからおれはベンのやつにこう言ってやったのさ。『じゃあ馬鹿ならノープロブレムだよな』って。HAHAHA」
オソマツサマデシタ

Posted by: SGA屋伍一  | May 14, 2005 at 08:12 AM

「義経!」は見ていない。
「新平家物語」で仲代達也が清盛をやったときの清盛のイメージがけっこう強い。
「草燃える」で義経をやったのは国広富之でその印象が強い。
平清盛役の渡哲也は「勝海舟」で主役を途中で松方弘樹と代わった。「秀吉」のときの織田信長のイメージが濃い。
弁慶の松平健は「峠の群像」で銭勘定に精を出していた。
一昨年は松岡が佐々木小次郎をやり、去年は香取が近藤勇をやり、今年は滝沢が源義経かぁ。
なんか、いろんな要素が絡み合って最初から見る気を感じなかったのだった。
知らない役者がいっぱい出ていた去年の大河があまりにも異端児だったということですね。今さらながらに。大河ドラマの常連石坂浩二が浮いていました。

Posted by: kakakai | May 14, 2005 at 10:54 AM

なるほど、大河ベテランの方は過去の作品でハマッたキャストがあると、現行作品に対して違和感みたいなものが感じられるのでsyぷかね。そう言えばわたしも中井貴一は武田信玄のイメージが強いです。
>平清盛役の渡哲也は「勝海舟」で主役を途中で松方弘樹と代わった
なんかそれ、観てみたいですね。

わたしのベスト源平絵巻は、20年くらい前に放映された大河じゃないNHKの歴史ドラマ『武蔵坊弁慶』。中村吉右門演じる弁慶がまことにかっこよかったのです。今では吉右門というと『鬼平』でしょうけど、わたしにとっては吉右門=弁慶です。頼朝はいかにも食えなさそうな菅原文太。義経はあまりイメージじゃなかった川野太郎。ジョニー大倉演じる伊勢三郎が、また泣かせるいい奴でした。

Posted by: SGA屋伍一  | May 14, 2005 at 10:35 PM

まいど。
>歴史ドラマ『武蔵坊弁慶』。
これは見てましたよ~。
この人も「鬼平」というイメージが。
頼朝が文太というのが意外でした。
>伊勢三郎
最終回の悲惨さ(?)に泣いた・・・。
この話にはレギュラー悪役(ずーっと追い回す
役どころ)いましたよね。
>川野太郎
最近だと劇場版「ウルトラマンコスモス」
で見かけた・・・・。
当時はまあ、こんな感じだろうと
思ってました。
>中井貴一は武田信玄
信玄は~思い浮かばん・・・。
謙信の柴田恭兵がいい感じでした。
因みに信長は反町サン、秀吉は香川サン
がお気に入り。
>渡哲也
大門団長は大のお気に入りなのに
「秀吉」の信長は「一番怖い(嫌いと言うわけではない)信長となってます。
だっていきなり蹴るし~。
「怖かったジョ(出前坊や)」
ではでは。

Posted by: まさとし | May 15, 2005 at 03:07 AM

どうもです。このドラマはなかなか支持率高いですね。
>文太
いかにも食えなさそうな頼朝でした
>伊勢三郎
「きったねえよ・・・・な」
こいつについて語ると長くなるので(機会があれば)、また。
>レギュラー悪役
吹き矢を使う坊主だったかな?
その吹き矢を弁慶が木の枝でカッと受け止めるシーンがあり、それがまたかっこよかったのでした。
>哲也
映画『誘拐』で「おれがいま何考えているかわかるか?」と永瀬正敏を締め上げるシーンも怖かったです。

Posted by: SGA屋伍一  | May 15, 2005 at 09:13 PM

「義経」初めて見た。けっこういい。
たぶん来週も見る。
が、源平はどうしても「草燃える」のイメージが強く、松平健が北条氏に思えてしまってしかたがない。
>中井貴一は武田信玄
同感です。ちなみにそのとき父親役してたのが後白河法皇をしている方ですね。

秀吉はずっと火野正平だったのですが、「利家とまつ」を見てからは香川照之です。主役を食ってました。

>吉右衛門の弁慶
 まさしくって感じでしたね。歌舞伎の「勧進帳」で弁慶をやったのを見たことがあります。お兄さんの幸四郎さんの弁慶もいいです。

>川野太郎
朝ドラ「澪つくし」(沢口靖子主演)の主人公の相手役のイメージが強い。素朴な感じでいい味出してるなあと思っていた。義経役もなんとなく覚えてます。

Posted by: kakakai | May 15, 2005 at 09:45 PM

 五足亡くなりましたが、これはあの世に行っ
ても清盛に仕える、という意味なんですかね
 てっきり義経に空白期間の清盛について、
語ると思っていました。ご冥福をお祈りします
 代わって平家に仕えるのがゲストかと思って
いた手古奈。ナレーターお徳の斡旋なので、
なにかこれからありそうです。
 少女時子、私にはどのあたりが少女がわか
りません高野さま。でも清盛の遺言を持ち出し
それが宗盛にも感化したもよう。ただの軟弱
ものが知盛と対立(?)するまでになるとは。
院に接近したりと清盛亡き後の時子の活躍
に期待です。 
 頼朝は「平家は身内を重んじ院に近づき
すぎ衰退した」という理由で義経を遠ざけたり
京都に近づきませんが、これは何か資料でも
あるんですかね?随分スジが通っています
 カバちゃん、じゃなくてw範頼登場。この大河
ではあまり有名でない人にもスポットがあたっ
ていますがカバちゃんもそうですね。
 逆にまだ出てこないのが教経です。いえね
修羅の刻での剛勇ぶりが印象に残っていまし
て。義経編もアニメ化しますかねw
 義仲再登場、小池栄子の巴御前、似合い
ますね。ていうかまんまw
 19話少し影の薄かった義経さまですが、
兄上に佐藤について物申しました。
 そして、義経さまご一行の忠誠心が更に
アップしました。
 
 

Posted by: 犬塚志乃 | May 15, 2005 at 10:41 PM

>Kakakaiさま
>けっこういい
普通の大河ファンはむしろこちらの方がなじみやすいと思うんですよ。去年はまりすぎた人はなかなかシフトしづらいみたいですが。まあわたしも何かやりながら観てますけど。
>ちなみにそのとき父親役してたのが後白河法皇をしている方ですね。
全然覚えてない・・・・ 前にも書きましたけど、平さんは『信長』での加納髄天役が強烈でした。この方も大河常連ですね。
>お兄さんの幸四郎さんの弁慶もいいです。
三谷さんのドラマ『王様のレストラン』の主役コンビ(筒井道隆&松本幸四郎)は、義経&弁慶主従がイメージなんだそうです。
>川野太郎
たしかに素朴で感じいいのですけど、例の牛若の格好が全然似合っていなかったのを覚えています(笑) 武者姿はまあまあでしたが。


>犬塚志乃さま
>五足
あの清盛との身分を越えた絆が好きだったんですけど。ただあのカムロみたいな格好は、やはり全然似合ってませんでした。
>手古奈
なんだかこれからポジションがあがりそうです。壇ノ浦で平家と一緒に沈みそうな予感も。
> 頼朝は「平家は身内を重んじ院に近づき
すぎ衰退した」という理由で義経を遠ざけたり
京都に近づきませんが、
小学校の歴史の授業(何年前だ・・・・)では「頼朝は平家が京都で貴族化して軟弱になっていったのを見て、轍を踏まぬよう地味な鎌倉に政府を作った」と教わりました。
>カバちゃん
石原プロの交替要員でしょうか

頼朝様はまだ「いいひと」の部分が残っているようです。このままいくのか? 悪人化してくのか?

Posted by: SGA屋伍一 | May 16, 2005 at 08:01 AM

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