帰ってきたジェイソン(・ボーン) ポール・グリーングラス 『ボーン・スプレマシー』
やっとこ本命にたどりつきました。アイデンティティーに比べると、supremacyってあまり聞かない単語ですよね。辞書でひいてみたら、「至高」とか「支配権」と出ていました。「至高のボ-ン」? 「ボーンの支配権」? うーん、わかんない。とりあえずベタでも『ボーン・アイデンティティー2』とかした方が、一見さんには親切だったのではないでしょうか。以下は前作をご覧になった方のみご覧ください。
あの事件から二年。フラッシュバックに悩まされつつも、ジェイソン(・ボーン)は彼女と平和な暮らしを満喫していた。しかしその安息の日々は、ある刺客の登場でもろくも崩れ去る。一方そのころベルリンで、CIAのスパイが内偵中に殺害されるとういう事態が発生。現場からはボーンの指紋が発見される。一体なぜ?という出だし。自分を罠にはめたのは誰か? なんの目的で? ジェイソンのあらたな戦いがはじまります。
前作は失われた気憶が徐々に蘇っていくのが面白かったんですよね。記憶もどったんだから、面白さも半減かと思ったら、どうやらジェイソン君、他にも色々忘れているやばい仕事があるようで。今回もやはり「段々思い出していく」展開は健在。ヨーロッパ旅行疑似体験や、雨どいクライミングなども同様です。
良かったところは、前作で「ちょっとスパイ教育が甘かったんじゃないの?」と言いたいところがありましたが、本作ではさらに時代を遡って、なぜあの任務ができなかったのか、という理由を補強してあります。また、最近予告で見せ場を全部ばらしちゃったり・・・・という事がちょくちょくあるけど、この『B・スプレマシー』の予告はベタなようでなかなか考えられていました。
2,3つっこみたい事もあるけど、あえて言いません。半ばを過ぎたあたりで、なんだかすごく「このまま終ったらどうしよう」という不安にかられる個所があるんですね。でもそのあとちゃんともう一山やってくれたので、それだけでわたしとしては大満足です。また、○○○にわざわざ○○しに行く、というヒーロー像も、今までのハリウッドにはいないタイプではないでしょうか。『ガン○ムW』ではやっていましたが。
さて、原作は全三作とのこと。もしさらなる続編が創られるのであれば、ボーン君はまだ当分カタギには戻れなさそう。あわれ。
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Comments
『スプレマシー』って単語、私も見に行く前に調べましたよ(笑)。で、調べたにもかかわらず意味不明のまま見に行って、後でなんとなくわかったような気になっております。でも説明しろ!って言われても出来ませんが・・・(笑)
映画は期待通り面白かったですよね。
ストーリーをちゃんと考えると、突っ込むところは多々ありますが、『そんな事気にしてたら素敵なカール・アーバンを見損ねてしまうわ!』って感じで、無心になってカーアクションを楽しめたような気がします。
次回作でカール・アーバンはもう出れませんが(悲)、ここまで見たら次を見逃す訳にはいきませんよね。
Posted by: ハル | March 04, 2005 at 01:48 AM
カール・アーバンって誰だ・・・ って、だからエオメルじゃねえか!(前項のコメント参照のこと)
それにしてもみなさん、指輪系の俳優のことよく覚えてらっしゃる。自分なんか、いまだにメリーとピピンの区別がつきません。
オーランド・ブルームといい、デヴィッド・ウェンハムといい、『指輪』の脇役はそのあとへタレをやらされることが多いですね。
>次回作
やっぱあるんでしょうか。前作公開時はやばやと続編製作決定の報を聞いたときは、「早すぎじゃないか?」と思いましたが、こんだけ世界でヒットしたんだから、まあ、正解だったんでしょうね。
マット・デイモンくんは非美形ながらいい俳優なので、是非完結編も(あるなら)がんばってほしいものです。
Posted by: SGA屋伍一 | March 04, 2005 at 09:44 PM