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February 16, 2005

シンチー一路 周星馳 『カンフーハッスル』

あ。公開終っちゃってる・・・ それこそ今さらって気がしますけど、どうかご容赦ください。
うーんとね。えーとね。面白かったんですよ。ただ、前作『少林サッカー』と比べるとねえ、あの、その。原因を考えてみました。

例えば『食神』はカンフーで料理をやることが面白かったんですよね。『少林サッカー』はカンフーでサッカーをやることが以下同文。ところがこの『ハッスル』はカンフーでカンフーをやっていると。もちろん周さんの軽妙なギャグセンスは健在だけど、そうした発想の時点でまず、いまひとつかなあ、と。
もう一点。前2作は主人公が中心になってずっと話をひっぱっているわけですが、本作は半分過ぎまで、主人公と豚小屋砦の二つに視点が分かれてしまっています。そういう構成がシンチー作品のイキのいいテンポをやや殺してしまった気がしました。殺してしまったといえば少林サッカーでは誰も死ななかったのに、こちらではわりと「いいやつ」があっさり死んでしまって、その辺もマイナスポイントです。最後で「首がつながりました」くらいやってほしゅうございました。

しかしそこはやっぱりシンチー作品。見るべきところはいろいろあります。
これまでもずっと彼が挑んできた「マンガ的表現の実写化」。その手法は今回も健在です。
もっとも感動したのは、どおくまんやアラレちゃんがやっていた、「高速で走ると足が渦巻状になる表現」。まさかこれを実写で観られる日が来ようとは。いかりや長介状になるクチビルもよかった。
先月の『少林サッカー』の項で本作について「実写版『北斗の拳』か? 『ドラゴンボール』か?」と書きましたが一番テイストとして近いのは『ジョジョの奇妙な冒険』だった気がします。お琴から“スタンド”みたいなの出てました。
あと、巨大な手形が壁をぶち抜くシーン。あれはガンダム史上最大の怪作、『機動武闘伝Gガンダム』を参考にしたのではないかと思います。そういえば『Gガンダム』は後半がほぼずっと香港が舞台という点でも異例の作品でした。

あとヒロインは、またしても貧乏。いくらサクセスしてもこういう貧乏魂を忘れない周さんが、わたしはとても好きです。最初はブスだったらもっとよかったです。

いろいろとクサしてしまったので、好きな方には申し訳ないと思いますが、やはり周さんには高いハードルを要求してしまうのですよ。そして次回作ではそのハードルを越えてくれると信じてます。一昨年読んだ雑誌では「いま考えているのは『少林サッカー2』」とおっしゃっていましたが・・・・・・

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