宇宙最凶決戦! P.アンダーソン『エイリアンVSプレデター』
年明け最初の一本はこれ。やっぱりバカ映画(笑)
宣伝文句は「どっちが勝っても、人類に未来はない」 ・・・それじゃぼくらはどっちを応援したらいいのでしょう。どっちかって言うと、まだ人情とか理解してくれそうなプレさんちに勝ってほしいもんですが、知名度、凶暴さ、繁殖能力、どれをとっても分が悪いって感じです。
南極地下に謎のピラミッドが発見される。ある富豪が調査チームを召集し、さっそくそこへ向かった。その様子を天空より見守るものたち・・・ 実はその遺跡は、彼らプレデターの「大人になるための試験」会場だったのだ。そしてその試験の内容とは、宇宙最凶悪の生物、エイリアンをたおすことだった。
極地、カニ、宇宙人とくると、名作『遊星からの物体X』を思い出しますが、こちらもなかなか凝っていて楽しい作品。まず、極地の青白さを基調としたヴィジュアルがなかなか美しゅうございます。メイン会場のピラミッドはさながら巨大はからくり屋敷で、10分ごとに内部構造が変化するという大変変った造り。エイリアンさえいなければ、是非1度見学してみたいものです。
では選手の紹介を。まずプレデターさん。
誇りを重んじ、姿を透明化していきなり襲いかかるという、大変礼儀正しい方々。宙を飛んだり、円盤をぶん投げたりというアクションが、ピシピシ決まります。あのカニみたいな素顔さえなければ、「あん、ほれちゃうかも」ってくらいかっこいい。超科学を有しているわりには、いまどきマサイ族ですらやらんようなアナクロい風習を続けていたりと、よくわからないところもありますが、そこはやっぱし宇宙人ですから。
もう片方は、もはや説明不要のエイリアンさんち。
明らかに1作目より成長速度が速くなっています(笑)。あいかわらず殺ること以外、な-んも考えちゃいません。「しぶとさ」の点でちょっとダウンしたようなきらいもありますけど、そのくらいのハンデがないと試合が成立しないので、別にいーんじゃないでしょうか。
そしてこの戦いに茶々をいれるのが、われらがホモ・サピエンス代表。黒人の女性探検家です。この方ちょいとフケ顔ばがらも、まことにたくましく、かつうるわしい。アフリカ系の女性にそんな印象を抱いたのははじめてだったので、おれの嗜好もかわってきたのかなあ、単になんでもありになってきたのかなあと、妙な感慨にふけったりして。
宇宙頂上決戦を征するのは捕食動物か、異邦人か、久保田早紀か!?
その結果はどうぞご自分の目でお確かめください。
Comments
確かにエイリアンの成長速度は速すぎますね(笑)でも戦士プレデターと互角に戦う為には数で勝負するしか手が無かったのかもしれません(人間の数よりはるかに多いエイリアンが生まれているような気もしますが)。
関係ないですが、いまだにカラオケに行くと久保田早紀の『異邦人』を歌ってしまいます♪
Posted by: ハル | January 17, 2005 02:20 AM
へい、らっしゃい!
宇宙トカゲとか言われていたエイリアンですが、訳すとプレデターより人間っぽくなるんですね。プレデターはつづりを間違えると「前もって計画する人」となってしまいますが、今回にかぎって言うなら、あながち間違いでもないかも。
ところでなんで今回あんなにエイリアンの成長が速いのかわかりました。クイーンは探検隊が来るまでずっと寝てたわけですよね。つまり寝る(親の)子は育つという・・・
(沈黙)
いいから俺を撃て! (ズダーン)
Posted by: SGA屋伍一 | January 17, 2005 08:39 PM