2026年4月ごろ観た映画
☆『ゴールデンカムイ 網走監獄襲撃編』
劇場版1作目とドラマシリーズを経ての劇場版第2作。アバンタイトルで問題のラッコ鍋のくだりが描かれるので、開始早々劇場内が当惑した空気に包まれたような。そのラッコ鍋と、クライマックスのガトリング大乱射の温度差に風邪をひきそうになりました。でも網走監獄ってなんかいいですよね。あの形にロマンをかき立てられます。あと無性に鮭イクラが食べたくなりました。はま寿司で我慢しました。
これ以後の製作スケジュールはまだ発表されてないのですが、『キングダム』もあるし、再来年の大河ドラマの主演もつとめるそうなので山﨑君が過労死しないか心配です。
☆『パリに咲くエトワール』
1910年代のパリを舞台に、画家とバレリーナを目指す二人の少女の青春を描いたアニメーション。スルー予定でしたが、評判が良かったのと、主人公の片方が美少女化した藤田嗣治説があると聞いて観てきました。『リヴァイアス』『スクライド』『コードギアス』に熱中した身としては「谷口監督、結局あんたも宮崎ジブリラインに行きたいのかい? 寂しいぜ?」と思っていたのですが、まあいいでしょう。認めてあげます。そう、谷口悟朗にしてはギスギスさが少なめ。老成というやつでしょうか。
『ゴールデンカムイ』とは同日に観たのですが、たまたま扱ってる時代が一緒だったのは面白い偶然でした。
☆『俺たちのアナコンダ』
90年代のB級パニック映画『アナコンダ』に憧れた二人のおっさんが、自分たちでリメイクしようと張り切ったら本物の巨大アナコンダが出て来てしまい…という粗筋。本当になぜジョーズでもトレマーズでもなくアナコンダにしたのか(それはSONYが権利を持ってるから)。
そのSONYのあまりの自虐芸に「どうした。もっと自信持っていこうぜ」と、肩を抱いて励ましてやりたくなりましたが、それはそれとしてちょうどいいくらいのくだらなさが気持ちいい映画でした。疲れてダラダラ飲んでる時の、缶ビールと柿ピーのような。
日本公開が遅れたのは本国他でコケたからか…と思っていたら、製作費の3倍くらい儲けてました。低予算が功を奏したか(『プロジェクト・ヘイル・メアリー』の1/4くらい)。続編出来るかもしれません。
☆『ハムネット』
今年度アカデミー賞作品部門有力候補だった1本。シェイクスピアの早世した息子の名前が「ハムレット」とほぼ同じだった…という史実があり、その理由に独自の解釈を加えた作品。
・いい映画でしたがしんどい話でした。
・1作ごとに全く違うジャンルの作品をこしらえてくるクロエ・ジャオ監督はなかなかの芸達者
・とある田舎のボンクラ青年が聖書物語やギリシャ神話に迫るような戯曲群を1人でつむぎ出したというのは、考えてみれば不思議な話であります。他にこんだけ世界で親しまれてる名作を量産した作家ってちょっと思い当たりませんしね。
観ていて久しぶりにあの頃の英国も女性が舞台に上がることは許されず、「女形」が存在していたことを思い出しました。最初は滑稽でしたが、映画の力のせいか終盤は気になりませんでした。
☆『ARCO』
これまたアカデミー賞長編アニメ部門有力候補だった1本。ロボが普通に子守してくれてるような近未来の少女と、スーパースーツで時間旅行が出来るような遠未来の少年の友情を描いた作品。ラピュタの逆で少年が空から落ちてきます。欧州のアート的センスが独特で、アルコ君の虹マントがどうしても珍妙に見えてしまったり、『TAROMAN』の「未来人エラン」を思い出してしまったり。でもまあ、そのうちに馴染んできて少年少女の純真さや、子守ロボの健気さに胸を打たれました。
次回は『アギト 超能力戦争』『サンキュー、チャック』『ひつじ探偵団』『スマッシング・マシーン』『スターウォーズ マンダロリアン&グローグ―』について書く予定。


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